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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 運用ガイド


5.5.5 提案を確認して対処する

提案機能でシステムの異常に対処する場合の手順を示します。

  1. [稼働状況]領域で問題発生個所を確認する。

    問題発生個所は,サンバーストまたはツリー上に赤色,橙色,黄色で表示されます。

  2. [図データ]アイコンが表示されたIM管理ノードをクリックする。

    [提案]タブに提案の一覧が表示されます。

  3. [提案]ボタンをクリックする。

    問題に対して対処できる[提案バー]が,活性化します。

  4. [提案バー]をクリックし,[提案詳細]領域で提案の説明や前回実行履歴などを確認する。

    条件の詳細を確認する場合は,[条件詳細表示]ボタンをクリックします。[条件詳細]画面が表示され,提案の活性条件を確認できます。

  5. [実行]ボタンをクリックする。

    対処アクションが実行されます。ボタン名は[実行中]に変わります。

  6. 対処アクションの完了を確認する。

    ボタン名が[実行]に変わります。イベントの自動アクションのメールを通知によって,対処アクションの終了を確認することもできます。

    • 対処アクションの実行が完了したあとに,もう一度[提案]ボタンをクリックすると,対処アクションを実行したことによってシステム状況が変わっているため,活性化されていた提案一覧が非活性で表示されます。

    • 提案定義ファイルで,システムが正常化した際にイベントを対処済みにする対処アクションを定義していた場合は,その提案が活性化します。

    • イベントを対処済みにする対処アクションが定義された提案を実行した場合は,イベントが対処済みになることでノードのステータスが「異常なし」に変更されます。もう一度[提案]ボタンをクリックすると,提案一覧がすべて非活性で表示されます。

重要
  • 同じIM管理ノードかつ同じ提案IDの対処アクションを同時に実行することはできません。

  • 対処アクションの実行中にjddupdatesuggestionコマンド,またはjddupdatetreeコマンドを実行した場合でも,対処アクションは途中で終了しません。このため,IM管理ノードや提案定義を参照する対処アクションが失敗する場合があります。

  • 対処アクションの実行中にJP1ユーザーを削除,またはJP1ユーザー権限を変更・削除した場合,JP1ユーザーの情報を使用するコマンド実行,プラグイン共通メソッド,REST APIが失敗し,対処アクションが失敗するときがあります。

  • 対処アクション実行中にJP1/IM - Managerサービスを停止すると,対処アクションが終了するまでJP1/IM - Managerサービスを停止しないため,サービスの停止に時間がかかる場合があります。対処アクションで時間のかかるREST APIやコマンドを実行する場合は,非同期で処理する必要があります。

  • 対処アクション実行開始直後にJP1/IM - Managerサービスを停止すると,次の種別の対処アクションは失敗するおそれがあります。

    plugin(JP1イベント関連の共通メソッドを使用している場合)

    eventStatus

    また,サービス停止中にJP1/IMのREST APIを実行すると,ステータスコード「500」が返却されます。これによって,対処アクションが失敗する場合があります。