3.3.3 物理ホストおよび論理ホストの両方で自動起動および自動停止をする場合の設定
物理ホストおよび論理ホストの両方で自動起動および自動停止をしたい場合は,論理ホストの自動起動および自動停止の設定に加えて,次に示す設定をする必要があります。
なお,設定方法はOSごとに異なります。OSごとの設定方法を次に示します。
- Windows環境の場合
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起動管理機能では,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)に記載された順番どおりに上から起動・停止処理が実行されます。物理ホストおよび論理ホストの起動順序を変更したい場合は,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)で,起動または停止したい順に,物理ホストおよび論理ホストの起動・停止順序を定義してください。
- Linux環境の場合
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自動起動および自動停止の順序は,自動起動および自動停止スクリプトの数字部分(S**およびK**の**部分)の値によって決定されます。数字部分の値が大きいほど,あとから実行されます。物理ホストの自動起動および自動停止スクリプトへのシンボリックリンクは,インストール時に自動で作成されます。物理ホストも含めた自動起動および自動停止をする場合は,論理ホスト用に作成するシンボリックリンクの名称を変更して,物理ホストおよび論理ホストの起動および停止順序を調節してください。
なお,物理ホスト用の自動起動および自動停止スクリプトは,あらかじめ用意されています。物理ホストの自動起動および自動停止スクリプトへのシンボリックリンク一覧を次の表に示します。
表3‒1 物理ホストの自動起動および自動停止スクリプトへのシンボリックリンク一覧 起動スクリプト
停止スクリプト
/etc/rc.d/rc3.d/S99_JP1_20_CONS
/etc/rc.d/rc0.d/K01_JP1_80_CONS
/etc/rc.d/rc5.d/S99_JP1_20_CONS
/etc/rc.d/rc6.d/K01_JP1_80_CONS
シンボリックリンク一覧のS**およびK**の**(数字)部分の値と,論理ホストの自動起動および自動停止スクリプトのシンボリックリンクのS**およびK**の**(数字)部分の値との大小関係によって,物理ホストおよび論理ホストの起動順序を調節してください。
例えば,論理ホストを先に起動したい場合は,論理ホスト用に作成する自動起動スクリプトへのシンボリックリンク名S**の数字を,99(Linuxの場合)より小さい値にしてください。