1.2.2 データベースのバックアップおよびリカバリー
バックアップ・リカバリーを実施する際には,バックアップ元とリカバリー先で次のすべてが一致している必要があります。
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ホスト名
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IPアドレス
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PP形名
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PPバージョン(VVRRZZの範囲で一致させてください)
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製品の使用するディレクトリの構成(権限などを含めて一致させてください)
また,OS,ハードウェアに関しては,同一の動作ができることが前提となります。
上記の条件に一致しない場合は,移行となります。
「1.5 設定情報およびDBの移行」を参照して実施してください。
OSコマンドやバックアップソフトでシステム全体をフルバックアップすることもできますが,OSコマンドやバックアップソフトの動作に依存するため,JP1/IM - Managerでは,JP1/IM - Managerの各機能で提供しているコマンドを使用したバックアップ・リカバリーをお勧めします。OSコマンドやバックアップソフトを使用する場合,次の前提条件となります。
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事前にIMデータベースを含むJP1/IM - Managerのすべてのサービスが停止された状態で取得されている。
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OSに登録している情報を含めて,ファイル,レジストリの情報がすべて整合性の取れた状態でバックアップされている。
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取得されるバックアップ対象のファイルがスパースファイルとなっていない。
一部のデータベースだけのバックアップ・リカバリーはできません。一部のデータベースだけをバックアップ・リカバリーをした場合,関連づけに矛盾が生じ,不正なデータを参照することがあります。
データベースをバックアップ・リカバリーする場合は,定義情報も合わせてバックアップ・リカバリーを実施してください。データベースだけをバックアップした場合,定義情報と矛盾が生じるときがあります。
バックアップ・リカバリー時は,JP1/IM - Viewを停止してください。
- 〈この項の構成〉
(1) コマンド実行履歴のバックアップ・リカバリー手順
コマンド実行履歴のバックアップ・リカバリー手順について説明します。
(a) バックアップ手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
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JP1/Baseを停止する。
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対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルについては,「1.2.2(1)(c) バックアップ対象ファイル」を参照してください。
-
JP1/Baseを起動する。
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JP1/IM - Managerを起動する。
(b) リカバリー手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
-
JP1/Baseを停止する。
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バックアップしたファイルをそれぞれのディレクトリに配置する。
-
JP1/Baseを起動する。
-
JP1/IM - Managerを起動する。
- 重要
-
リカバリーするとバックアップしてからリカバリーするまでに実行した自動アクション,および[コマンド実行]画面から実行したコマンドの履歴が参照できなくなります。
(c) バックアップ対象ファイル
バックアップ対象のファイルを次に示します。
- Windowsの場合
-
表1‒7 バックアップ対象ファイル(Windows) 情報の種類
対象ファイル
コマンド実行履歴ファイル
Baseパス\log\COMMAND\以下の全ファイル
共有フォルダ\jp1base\log\COMMAND\以下の全ファイル
アクション情報ファイル
Consoleパス\log\action\actinf.log
共有フォルダ\jp1cons\log\action\actinf.log
アクションホスト名格納ファイル
Consoleパス\log\action\acttxt{1|2}.log
共有フォルダ\jp1cons\log\action\acttxt{1|2}.log
- UNIXの場合
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表1‒8 バックアップ対象ファイル(UNIX) 情報の種類
対象ファイル
コマンド実行履歴ファイル
/var/opt/jp1base/log/COMMAND/以下の全ファイル
共有ディレクトリ/jp1base/log/COMMAND/以下の全ファイル
アクション情報ファイル
/var/opt/jp1cons/log/action/actinf.log
共有ディレクトリ/jp1cons/log/action/actinf.log
アクションホスト名格納ファイル
/var/opt/jp1cons/log/action/acttxt{1|2}.log
共有ディレクトリ/jp1cons/log/action/acttxt{1|2}.log
コマンド実行履歴ファイルについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
(2) 監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリー手順
監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリー手順について説明します。監視オブジェクトDBは,セントラルスコープの機能を使用している場合に使われます。
(a) バックアップ手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
-
対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルを次の表に示します。
表1‒9 バックアップ対象ファイル OS
情報の種類
対象ファイル
Windows
監視オブジェクトDB
Scopeパス\database\jcsdb\以下の全ファイル
共有フォルダ\jp1scope\database\jcsdb\以下の全ファイル
UNIX
監視オブジェクトDB
/var/opt/jp1scope/database/jcsdb/以下の全ファイル
共有ディレクトリ/jp1scope/database/jcsdb/以下の全ファイル
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(b) リカバリー手順
-
JP1/IM - Managerを停止する。
-
バックアップしたファイルをディレクトリに配置する。
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(3) ホスト情報DBのバックアップ・リカバリー手順
ホスト情報DBのバックアップ・リカバリー手順について説明します。ホスト情報DBは,セントラルスコープの機能を使用している場合に使われます。
(a) バックアップ手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
-
対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルを次の表に示します。
表1‒10 バックアップ対象ファイル OS
情報の種類
対象ファイル
Windows
ホスト情報DB
Scopeパス\database\jcshosts\以下の全ファイル
共有フォルダ\jp1scope\database\jcshosts\以下の全ファイル
UNIX
ホスト情報DB
/var/opt/jp1scope/database/jcshosts/以下の全ファイル
共有ディレクトリ/jp1scope/database/jcshosts/以下の全ファイル
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(b) リカバリー手順
-
JP1/IM - Managerを停止する。
-
バックアップしたファイルをディレクトリに配置する。
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(4) イベントDBのバックアップ・リカバリー手順
イベントDBのバックアップ・リカバリー手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のバックアップとリカバリーの説明を参照してください。
なお,JP1/IM - ManagerホストのイベントDBをバックアップ・リカバリーする場合,同時にコマンド実行履歴もバックアップ・リカバリーする必要があります。コマンド実行履歴のバックアップ・リカバリーの手順については,「1.2.2(1) コマンド実行履歴のバックアップ・リカバリー手順」を参照してください。
- 重要
-
イベントDBをバックアップ・リカバリーする場合は,必ずコマンド実行履歴も同時にバックアップ・リカバリーしてください。
イベントDBだけをバックアップ・リカバリーすると,イベントDB内のJP1イベントと自動アクションの実行結果の関連づけに矛盾が発生します。
イベントDBのリカバリーの前に実行された自動アクションの結果が,イベントDBのリカバリーのあとに登録されたJP1イベントに対する自動アクションの実行結果として表示されてしまうことがあります。
(5) 応答待ちイベント滞留ファイルのバックアップ・リカバリー手順
応答待ちイベント滞留ファイルのバックアップ・リカバリー手順について説明します。応答待ちイベント滞留ファイルは,応答待ちイベント管理機能を使用している場合に使われます。
(a) バックアップ手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
-
対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルを次の表に示します。
表1‒11 バックアップ対象ファイル OS
対象ファイル
Windows
Consoleパス\log\response\resevent.dat
共有フォルダ\jp1cons\log\response\resevent.dat
UNIX
/var/opt/jp1cons/log/response/resevent.dat
共有ディレクトリ/jp1cons/log/response/resevent.dat
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(b) リカバリー手順
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JP1/IM - Managerを停止する。
-
バックアップしたファイルをディレクトリに配置する。
-
JP1/IM - Managerを起動する。
(6) IMデータベースのバックアップ・リカバリー手順
ここでは,物理ホストでのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順,およびクラスタ環境でのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順について説明します。
- 重要
-
IMデータベースのバックアップ・リカバリーをする場合,同時にイベントDBのバックアップ・リカバリーをする必要があります。イベントDBのバックアップ・リカバリーの手順については,「1.2.2(4) イベントDBのバックアップ・リカバリー手順」を参照してください。
- 重要
-
イベントDBのリカバリー方法によってはイベントDBの再作成が必要になることがあり,イベントDBの再作成方法によってはIMデータベースの再作成が必要になることがあります。この場合,IMデータベースをリカバリーするとイベントDBの情報と不整合が発生し,対処状況変更時に意図しないJP1イベントの対処状況が変更されるなどの影響があるため,IMデータベースをリカバリーしないでください。
- 重要
-
jimdbupdateコマンドを実行する前に取得したIMデータベースの更新前のバックアップデータは,jimdbupdateコマンド実行後のIMデータベースにリカバリーしないでください。
jimdbupdateコマンドを実行したあとは,再度jimdbbackupコマンドでバックアップを取得してください。
(a) 物理ホストでのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順
物理ホストでのバックアップ手順を次に示します。
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Windowsの場合,IMデータベースサービス(JP1/IM3-Manager DB Server)が起動しているか確認する。
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次のサービスを停止する。
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JP1/IM3-Managerサービス
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Windowsの場合,IMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service)
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JP1/IM - MOを使用している場合,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービス
-
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jimdbbackupコマンドを使用して,対象データベースのバックアップを取得する。
jimdbbackupコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbbackup」(1. コマンド)を参照してください。
-
対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルについては,「1.1.1(1)バックアップ(Windowsの場合)」,「1.1.1(3) バックアップ(UNIXの場合)」を参照してください。
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インテリジェント統合管理基盤を使用している場合,次の表に示すファイルを削除する。
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手順2で停止したサービスを起動する。
物理ホストでのリカバリー手順を次に示します。
-
Windowsの場合,IMデータベースサービス(JP1/IM3-Manager DB Server)が起動しているか確認する。
-
次のサービスを停止する。
-
JP1/IM3-Managerサービス
-
Windowsの場合,IMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service)
-
JP1/IM - MOを使用している場合,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービス
-
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jimdbrecoveryコマンドを使用して,対象データベースをリカバリーする。
jimdbrecoveryコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbrecovery」(1. コマンド)を参照してください。
-
バックアップしたファイルを各ディレクトリに配置する。
IM構成管理の機能を有効にしている場合,バックアップしたファイルを各ディレクトリに配置してください。
-
インテリジェント統合管理基盤を使用している場合,次の表に示すファイルを削除する。
OS
対象ファイル
Windows
Managerパス\data\imdd\actevent.ser
Managerパス\data\imdd\imdd_nodeStatus.ser
Managerパス\data\imdd\jddactseq.ser
UNIX
/var/opt/jp1imm/data/imdd/actevent.ser
/var/opt/jp1imm/data/imdd/imdd_nodeStatus.ser
/var/opt/jp1imm/data/imdd/jddactseq.ser
-
手順2で停止したサービスを起動する。
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インテリジェント統合管理基盤を使用している場合,jddupdatetreeコマンドを新規・再構築モードで実行する。
(b) クラスタ環境でのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順
クラスタ環境でのバックアップ手順を次に示します。クラスタ環境の場合,実行系ホスト上で実行します。また,共有ディレクトリにアクセスできる状態である必要があります。
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JP1/IM3-ManagerサービスおよびIMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)を停止する。
JP1/IM - MOを使用している場合は,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービスも停止してください。
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jimdbbackupコマンドを使用して,対象データベースのバックアップを取得する。
jimdbbackupコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbbackup」(1. コマンド)を参照してください。
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対象ファイルのバックアップを取得する。
対象ファイルについては,「1.1.1(1) バックアップ(Windowsの場合)」,「1.1.1(3) バックアップ(UNIXの場合)」を参照してください。
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JP1/IM3-Managerサービスおよび手順1で停止したIMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)を起動する。
JP1/IM - MOを使用している場合は,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービスも起動してください。
クラスタ環境でのリカバリー手順を次に示します。クラスタ環境の場合,実行系ホスト上で実行します。また,共有ディレクトリにアクセスできる状態である必要があります。
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JP1/IM3-ManagerサービスおよびIMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)を停止する。
JP1/IM - MOを使用している場合は,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービスも停止してください。
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jimdbrecoveryコマンドを使用して,対象データベースをリカバリーする。
jimdbrecoveryコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbrecovery」(1. コマンド)を参照してください。
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バックアップしたファイルを各ディレクトリに配置する。
IM構成管理の機能を有効にしている場合,バックアップしたファイルを各ディレクトリに配置してください。
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インテリジェント統合管理基盤を使用している場合,次の表に示すファイルを削除する。
OS
対象ファイル
Windows
共有フォルダ\data\imdd\actevent.ser
共有フォルダ\data\imdd\imdd_nodeStatus.ser
共有フォルダ\data\imdd\jddactseq.ser
UNIX
共有ディレクトリ/jp1imm/data/imdd/actevent.ser
共有ディレクトリ/jp1imm/data/imdd/imdd_nodeStatus.ser
共有ディレクトリ/jp1imm/data/imdd/jddactseq.ser
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JP1/IM3-Managerサービスおよび手順1で停止したIMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM3-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)を起動する。
JP1/IM - MOを使用している場合は,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービスも起動してください。
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インテリジェント統合管理基盤を使用している場合,jddupdatetreeコマンドを新規・再構築モードで実行する。
(7) インテリジェント統合管理データベースのバックアップ・リカバリー手順
インテリジェント統合管理データベースで障害が発生したときの復旧手段として,定期的にバックアップを行ってください。バックアップを取得する方法は,オフラインバックアップです。
計画停止などでインテリジェント統合管理データベースのサービスを停止できる場合に,インテリジェント統合管理データベースのサービスを停止した状態で行うオフラインバックアップおよびリカバリーの方法について説明します。
なお,ファイルおよびディレクトリをコピーするときは,Linuxの場合はディレクトリおよびファイルの属性を保持したままコピーしてください。
(a) バックアップ手順
インテリジェント統合管理データベースのオフラインバックアップの手順を,次に示します。
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JP1/IM - Managerのサービスを停止する。
停止方法については,「3.2 JP1/IM - Managerを終了する」を参照してください。
-
インテリジェント統合管理データベースのサービスを停止する。
■Windowsの場合
インテリジェント統合管理データベースサービス,および,トレンドデータ管理サービスを停止する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,トレンドデータ管理サービス,インテリジェント統合管理データベースサービスの順番で停止してください。
■Linuxの場合
JP1/IM - Managerの停止に合わせて,インテリジェント統合管理データベース,および,トレンドデータ管理サービスも停止します。詳細については,「3.2.2 UNIXの場合」を参照してください。
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IMデータベース(統合監視DB)の障害復旧用バックアップを行う(インテリジェント統合管理データベースに合わせて統合監視DBのバックアップを取得する場合)。
バックアップ方法については,「1.2.2(6)(a) 物理ホストでのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順」および「1.2.2(6)(b) クラスタ環境でのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順」を参照してください。
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jimgndbbackupコマンド(引数-mにMAINTを指定)を使用して,インテリジェント統合管理データベースの障害復旧用バックアップを行う。
jimgndbbackupコマンドの詳細や実行例については,,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimgndbbackup」(1. コマンド)を参照してください。
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インテリジェント統合管理データベースのサービスを起動する。
■Windowsの場合
インテリジェント統合管理データベースのサービスを起動する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,インテリジェント統合管理データベースサービス,トレンドデータ管理サービスを順番に起動してください(依存関係があるため,トレンドデータ管理サービスを起動すると,連動して。インテリジェント統合管理データベースサービスが自動で起動します)。
■Linuxの場合
JP1/IM - Managerの起動に合わせて,インテリジェント統合管理データベース,および,トレンドデータ管理サービスも起動します。詳細については,「3.1.2 UNIXの場合」を参照してください。
-
JP1/IM - Managerのサービスを起動する。
起動方法については,「3.1 JP1/IM - Managerを起動する」を参照してください。
(b) リカバリー手順
オフラインバックアップで取得したインテリジェント統合管理データベースのバックアップをリカバリーする手順を,次に示します。
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JP1/IM - Managerのサービスを停止する。
停止方法については,「3.2 JP1/IM - Managerを終了する」を参照してください。
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JP/IM - Agentのサービスを停止する。
JP/IM - Agentの停止の詳細については,「10.3 サービスの停止」を参照してください。
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インテリジェント統合管理データベースを削除する。
削除方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.25.1 (1) インテリジェント統合管理データベースの削除の手順」および「2.23.1 (1) インテリジェント統合管理データベースの削除の手順」を参照してください。
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インテリジェント統合管理データベースを構築する。
構築方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.5 インテリジェント統合管理データベースの構築(Windowsの場合)」および「2.5 インテリジェント統合管理データベースの構築(UNIXの場合)」を参照してください。
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インテリジェント統合管理データベースのサービスを停止する。
■Windowsの場合
インテリジェント統合管理データベースサービス,および,トレンドデータ管理サービスを停止する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,トレンドデータ管理サービス,インテリジェント統合管理データベースサービスの順番で停止してください。
■Linuxの場合
JP1/IM - Managerの停止に合わせて,インテリジェント統合管理データベース,および,トレンドデータ管理サービスも停止します。詳細については,「3.2.2 UNIXの場合」を参照してください。
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IMデータベース(統合監視DB)の障害復旧用リカバリーを行う
(インテリジェント統合管理データベースに合わせて統合監視DBのリカバリーを取得する場合)。
リカバリー方法については,「1.2.2(6)(a) 物理ホストでのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順」および「1.2.2(6)(b) クラスタ環境でのIMデータベースのバックアップ・リカバリー手順」を参照してください。
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jimgndbrestoreコマンド(引数-mにMAINTを指定)を使用して,インテリジェント統合管理データベースの障害復旧用リカバリーを行う。
jimgndbrestoreコマンドの詳細や実行例については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimgndbrestore」(1. コマンド)を参照してください。
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インテリジェント統合管理データベースのサービスを起動する。
■Windowsの場合
インテリジェント統合管理データベースのサービスを起動する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,インテリジェント統合管理データベースサービス,トレンドデータ管理サービスを順番に起動してください(依存関係があるため,トレンドデータ管理サービスを起動すると,連動して。インテリジェント統合管理データベースサービスが自動で起動します)。
■Linuxの場合
JP1/IM - Managerの起動に合わせて,インテリジェント統合管理データベース,および,トレンドデータ管理サービスも起動します。詳細については,「3.1.2 UNIXの場合」を参照してください。
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JP/IM - Agentのサービスを起動する。
JP/IM - Agentの起動の詳細については,「10.2 サービスの起動」を参照してください。
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JP1/IM - Managerのサービスを起動する。
起動方法については,「3.1 JP1/IM - Managerを起動する」を参照してください。
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jddupdatetree コマンドを新規・再構築モードで実行する。
jddupdatetree コマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・API リファレンス」の「jddupdatetree」(1. コマンド)を参照してください。
IM データベース(統合監視DB)のリカバリーも合わせて行う場合は,IM データベース(統合監視DB)のリカバリーの実施後に実行してください。