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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド


1.22.2 JP1/IM - Agentのバージョンアップ

作成済みのコンテナ上のJP1/IM - Agentをバージョンアップすることはできますが,新しいバージョンのJP1/IM - Agentを使用してDockerイメージやPodmanイメージを作成し,新しいコンテナイメージからコンテナを作り直すことを推奨します。

作成済みのコンテナ上のJP1/IM - Agentをバージョンアップする手順は,下記のとおりです。

〈この項の構成〉

(1) 作成済みのコンテナ上のJP1/IM - Agentを13-11より前のバージョンからバージョンアップする場合の手順

■JP1/IM - Agentの停止

作成済みのコンテナ上のJP1/IM - Agentをバージョンアップするときは,事前にサービス管理ツールでJP1/IM - Agentのサービスを停止します。

■サービス定義ファイルの更新

コンテナ上のJP1/IM - Agentを,13-11より前のバージョンから13-11以降にバージョンアップインストールすると,/opt/jp1ima/confフォルダに存在するユニット定義ファイルのモデルファイルが更新されます。このモデルファイルのExecStart行に記載されているコマンドラインを,サービス管理ツールで実行するコマンドラインとして,手動で設定しなおします。また,「@@installdir1@@」と「@@installdir2@@」を「/opt」に置換します。

また,コマンドラインが「/bin/sh -c 'xxxxxxxx」で始まる場合は,「/bin/sh -c 'trap "" 15; xxxxxxxx」のように修正します。

このマニュアルでは,サービス管理ツールとしてsupervisordを使用した例を記載しています。supervisordのサービス定義ファイルに記載されているPrometheus serverのコマンドラインを変更する場合の例を,次に示します。下線部分の記載を追加します。