Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド


8.6.2 JP1/IM - Agentのバージョンアップインストール(UNIXの場合)

JP1/IM - Agentをバージョン13-00または13-01からバージョンアップする場合,「2.3.4(9) JP1/IM - Agentをバージョン13-00または13-01からバージョンアップした場合の注意事項」も参照してください。

  1. JP1/IM - Agentのサービスを停止する。

    クラスタソフトから論理ホストのJP1/IM - Agentのサービスを停止します。物理ホストでも運用している場合は,物理ホストのJP1/IM - Agentのサービスを停止します。

  2. JP1/IM - Agentをバージョンアップインストールする。

    インストール方法については,「2.3.1(2) JP1/IM - Agentのインストールの手順」を参照してください。

    実行系サーバと待機系サーバの両方で実施します。

  3. 論理ホスト用のバージョンアップセットアップコマンドの設定ファイルを作成する。

    設定ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「論理ホストバージョンアップセットアップの設定ファイル(任意のファイル名)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

    また,設定ファイルのサンプルファイルが,次のパスに格納されています。コピーして作成できます。

    JP1/IM - Agentのインストール先ディレクトリ/jp1ima/conf/sample/jpc_lhupdate.properties
  4. 論理ホスト用のバージョンアップセットアップコマンドを実行する。

    jimalhupdate -h 論理ホスト名 -d 共有ディレクトリ -c {online | standby} -f セットアップ設定ファイル [-q]

    論理ホスト用のバージョンアップセットアップコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimalhupdate」(1. コマンド)を参照してください。

    実行系サーバと待機系サーバの両方で実施します。

  5. systemdに追加されたサービスが登録されたことを確認する。

    実行系サーバと待機系サーバの両方で,systemdのサービス一覧を表示して,論理ホスト用のサービスが登録されたことを確認します。

    論理ホスト用のサービスの名称は,ユニット定義ファイルのファイル名となります。

    コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

    systemctl list-unit-files -t service
  6. 追加されたアドオンプログラムで必要な設定を行う。

    追加されたアドオンプログラムを使用する場合,「2.19.2 (14) VMware exporterの設定」および「2.19.2(3)(i) VMware exporterのスクレイプジョブを追加する(Linuxの場合)(オプション)」を参照して必要な設定を行います。

  7. クラスタソフトに論理ホスト用のサービスを登録する。

    クラスタソフトに論理ホスト用のサービスを登録します。

    対象のサービス名は次のとおりです。使用するサービスだけをクラスタソフトに登録します。

    jpc_vmware_exporter
    • 起動

    次のコマンドでサービスを起動します。

    /opt/jp1ima/tools/jpc_service_start -s jpc_vmware_exporter -h 論理ホスト名
    • 停止

    次のコマンドでサービスを停止します。

    /opt/jp1ima/tools/jpc_service_stop -s jpc_vmware_exporter -h 論理ホスト名
    • 強制停止

    次のコマンドでサービスを強制停止します。

    /opt/jp1ima/tools/jpc_service_stop -s jpc_vmware_exporter -h 論理ホスト名 -f
    • 動作監視

    次のコマンドでサービスのステータスをチェックします。

    systemctl is-active jpc_vmware_exporter_論理ホスト名
  8. 動作に問題がないか確認する。

    • クラスタソフトからサービスを起動します。

    • フェールオーバーさせます。

  9. JP1/IM - Agentのサービスを起動する。

    クラスタソフトから論理ホストのJP1/IM - Agentのサービスを起動します。

    物理ホストでも運用している場合は,物理ホストのJP1/IM - Agentのサービスを起動します。