6.8.4 JP1/Cm2/NNMとの連携でのセットアップ
ここでは,バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMと連携する場合のセットアップについて説明します。JP1/IM - EG for NNMiを使用してJP1/NNMiと連携する場合のセットアップについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) システム監視オブジェクトで監視するためのセットアップ
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMと連携するには,JP1/Cm2/NNMが発行するSNMPトラップをJP1イベントに変換して,それをセントラルスコープで監視できるように設定します。
連携のセットアップについては,次のマニュアルもあわせて参照してください。
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バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMの説明
参照先:マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」
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SNMPトラップのJP1イベントへの変換の説明
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の説明
(a) JP1/Cm2/NNMのホストの場合
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMがインストールされているマネージャーでは,次のようにセットアップします。
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JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能を設定する。
SNMPトラップをJP1イベントに変換するため,JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能の設定をします。JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能の設定は,バージョン8以前のJP1/Cm2/SSOと連携する場合と同じです。
SNMPトラップ変換機能の設定手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の章を参照してください。
設定手順の概要を次に示します。
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NNMとJP1/Baseの連携を設定(imevtgw_setupを実行)する
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NNMのURLを設定する
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JP1イベントの送信先を設定する
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フィルター定義ファイル(snmpfilter.conf)を設定する
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JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイルを編集する。
JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイル(snmpfilter.conf)に,セントラルスコープで扱うSNMPトラップを変換するための設定を記述したサンプルファイル(snmpfilter_im_sample.conf)の内容を追加します。
ファイル名は次のとおりです。
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SNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイル
Windowsの場合:
Baseパス\conf\evtgw\snmpfilter.conf
UNIXの場合:
/etc/opt/jp1base/conf/evtgw/snmpfilter.conf
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セントラルスコープのサンプルファイル
Windowsの場合:
Scopeパス\conf\snmpfilter_im_sample.conf
UNIXの場合:
/etc/opt/jp1scope/conf/snmpfilter_im_sample.conf
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- 重要
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サンプルファイルの行頭にある[+]はSNMPトラップのバリアブルバインディングをJP1イベントに取り込む設定です。外さないでください。
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フィルター定義ファイルのサイズには制限があります。そのため,サンプルファイルの定義のうち,お客様の環境で監視対象とするSNMPトラップに関する定義だけをフィルター定義ファイルに追加してください。
フィルター定義ファイルのサイズの制限については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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