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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド


2.4 IMデータベースの構築(UNIXの場合)

IMデータベースを使用して,システムで発生したイベントを監視します。IMデータベースには,統合監視DBとIM構成管理DBとがあります。統合監視DBは,インテリジェント統合管理基盤,またはセントラルコンソールを利用する場合に使用します。IM構成管理DBは,IM構成管理を使用してシステムの階層構成を管理します。統合監視DBとIM構成管理DBを使用した場合に利用できる機能の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「2.6 IMデータベースが提供する機能」を参照してください。

システム構築時および運用開始後に,統合監視DB,IM構成管理DBのどちらかまたは両方が必要になったときは,その時点でIMデータベースを構築できます。

統合監視DBには,JP1/IM3-Managerサービスが起動したあとにイベントDBから取得したJP1イベントが格納されます。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.3(2) 統合監視DBを使用する場合のJP1イベント制御の仕組み」を参照してください。

ここでは,IMデータベースを構築する手順について説明します。

重要

Amazon EC2 インスタンス環境での運用では,ホスト名が32文字を超えることがあります(例:ip-xx-xx-xx-xx.ap-northeast-1.compute.internal(xx-xx-xx-xxの部分はIPアドレス))。IMデータベースをセットアップする場合,IMデータベースのホスト名が上限(32文字)を超えると,KNAN11141-Eのエラーメッセージを出力して,セットアップが失敗します。そのため,AWSが公開するAmazon EC2 インスタンスに静的ホスト名を永続的に割り当てる方法に従って,上限(32文字)を超えないホスト名に変更してください。

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