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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


13.2.3 ガイドの検討

ガイド機能を使うことで,障害時の運用手順や各種エラー事例など,運用ノウハウをガイド情報として表示できます。障害時の参考情報としてガイド情報を活用することで,初動対応でのシステム管理者の負担を軽減できます。

ガイド情報の表示内容や表示条件は,ユーザーが設定,検討する必要があります。また,ガイド情報の基となる情報(運用ノウハウなど)は,システムを運用していく中で蓄積,変化していくものであるため,定期的にガイド情報の見直しを実施し,必要に応じて修正や追加をしてください。

詳細は,次の説明を参照してください。

ガイドについて
メモ

二つのガイドの違い

セントラルスコープ,セントラルコンソールの両方でガイドを提供していますが,使用用途によって使い分け,また組み合わせての使用を検討してください。二つのガイドには次のような違いがあります。

  • セントラルスコープのガイド機能

    監視ノード単位でガイドを設定できます。監視ノードは,システムを業務やサーバなどの単位でノード化したものです。それらによって構成されるツリーで監視を行う場合に,セントラルスコープのガイド機能を使用します。

    セントラルスコープのガイド機能を使用する場合には,例えば,経理業務に問題が発生したとき,Webサーバで障害が起こったとき,などのアドバイスを記述します。

  • セントラルコンソールのイベントガイド機能

    JP1イベント単位でイベントガイドを設定できます。JP1イベントはシステムで発生した事象であり,また,問題発生時には問題の1要因でもあります。

    セントラルコンソールのイベントガイドには,例えば,JP1イベントそのものに対する調査,対処手順などのアドバイスを記述します。なお,詳細については,「4.10 イベントガイド機能」および「13.1.10 イベントガイドの検討」を参照してください。