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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


3.15.10 シークレット難読化機能

〈この項の構成〉

(1) 難読化の対象

次に示すシークレットが難読化の対象です。

注※

JP1/IM - Agentに同梱するOracleDB exporterでは,環境変数DATA_SOURCE_NAME内のパスワードを使用せずに,シークレット管理ファイルに登録したシークレットをパスワードとして取得して,Oracle Databaseとの接続に使用します。

また,次の項目は難読化の対象外です。ファイル権限でアクセスできないようにしたり,ログインユーザーを制限したりして,外部に漏洩しないように対処してください。

注※

証明書と秘密鍵は,マネージャーホストとエージェントホスト間の暗号化通信に必要です。詳細については,「14.10.3(3)マネージャーホストとエージェントホスト(JP1/IM - Agent)間の暗号化」を参照してください。

(2) シークレットの追加・変更・削除

次の方法でシークレットの設定ができます。

設定方法

設定対象

インストーラー経由でシークレットを設定する。

  • imagentのプロキシパスワード

  • imagentの初期シークレット

シークレット管理コマンドを使用して,シークレットを設定する。

  • imagentのプロキシパスワード

  • imagentの初期シークレット

  • imagentのクライアントシークレット

  • Blackbox exporterのプロキシパスワード

  • Blackbox exporterの監視対象Webサーバのパスワード

  • Blackbox exporterの監視対象WebサーバのBearerトークン

  • Promitor Resource Discoveryのクライアントシークレット

  • Promitor Scraperのクライアントシークレット

  • OracleDB exporterからOracle Databaseにアクセスするためのパスワード

統合オペレーション・ビューアーの[シークレットの管理]ダイアログを使用して,シークレットを設定する。

(3) 登録済みシークレットのキー一覧参照

登録済みのシークレットを確認する場合は,次の方法で確認してください。登録済みシークレットのキーの一覧を取得できます。キーのみを表示します。シークレットは表示しません。