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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


3.5.7 システム構成情報の反映方式

JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)では,システム構成情報を追加,変更,削除した場合,IM管理ノード関連情報の取得機能,IM管理ノード関連情報の反映機能を使用してインテリジェント統合管理基盤に反映する必要があります。この際,インテリジェント統合管理基盤への反映に掛かる時間は,統合監視DBに登録されているJP1イベントの件数に比例するため,統合監視DBに登録されているJP1イベントの件数が多い環境ほど,反映に時間が掛かります。

JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)のバージョン12-50以降では,システム構成情報の追加,変更,削除をインテリジェント統合管理基盤に反映する際に,統合監視DBに登録されているJP1イベントを再取得せずに,すでにあるJP1イベント情報,およびJP1イベントとIM管理ノードとのマッピング情報をそのまま引き継ぐ「構成変更モード」を追加しました。この新しい反映方式を使用することによって,従来の反映方式「新規・再構築モード」と比べてシステム構成情報の追加,変更,削除に掛かる時間が短縮されます。

構成変更モードの概要を,コマンドで操作した手順で次の図に示します。なお,統合オペレーション・ビューアーを使用した場合でも,反映方式を選択できます。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス」の「2.2.2 [マネージャーの定義ファイル一覧]画面と[定義ファイル一覧(ホスト名)]画面」を参照してください。

図3‒12 構成変更モードの概要

[図データ]

構成変更モードの反映方式を説明します。構成変更モードでは,すでにあるJP1イベントがどのIM管理ノードと紐づいているかのマッピング情報を利用して,次のようにIM管理ノードとJP1イベントをマッピングします。

マッピング方式の詳細については「3.9.1(1) JP1イベントとIM管理ノードとのマッピング」を参照してください。

なお,IM管理ノードの反映が一度も行われていない状態で構成変更モードを実行した場合は,従来の反映方式(新規・再構築モード)でシステム構成情報への反映が実行されます。