付録B.2 イベントの影響範囲をマップ形式やツリー形式で監視できるか確認する
[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面でイベントの影響範囲を確認します。ここでは「2.1 基本的な構成のシステムとは」で示したホストAでイベントを発行して確認する手順を説明します。
前提条件
「4.2.1 ユーザーマッピングの設定」に従って,OSのユーザーマッピングが完了している必要があります。
操作手順
-
[イベントコンソール]画面の[コマンド実行]ボタンをクリックして,[コマンド実行]画面を表示します。
-
「4.2.2 コマンドを実行できるか確認する」の手順に従い,[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。
項目
設定
コマンド種別
[管理対象ホストのコマンド]を選択する。
引き継ぎ情報
[情報を引き継ぐ]のチェックを外す。
実行ホスト名
次の内容を入力する。
hostA
実行コマンド
次の内容を入力する。
-
Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Warning -m 警告イベントの発行
-
Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Warning -m 警告イベントの発行
ホストAで重大度が「警告」のイベントが発行されます。
-
-
[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面を確認します。
監視ノードのうち,障害が起こった監視ノードおよびその監視ノードを含む監視グループが自動的に障害状態に変化します。
この例の場合,重大度が「警告」のイベントが発行されたときには,ホストAおよびホストAを含む監視グループが黄色になっていることを確認してください。
-
手順2を繰り返します。[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。
項目
設定
コマンド種別
[管理対象ホストのコマンド]を選択する。
引き継ぎ情報
[情報を引き継ぐ]のチェックを外す。
実行ホスト名
次の内容を入力する。
hostA
実行コマンド
次の内容を入力する。
-
Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Error -m エラーイベントの発行
-
Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Error -m エラーイベントの発行
ホストAで重大度が「エラー」のイベントが発行されます。
-
-
[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面を確認します。
この例の場合,重大度が「エラー」のイベントが発行されたときには,ホストAおよびホストAを含む監視グループが変化しないことを確認してください。
関連項目
-
画面リファレンス 3.1 [イベントコンソール]画面の概要
-
画面リファレンス 3.40 [コマンド実行]画面