Hitachi

プリンタマネージャ 


4.6.1 モニタの出力先プリンタ情報を編集する

背景

出力先プリンタのプリンタ情報を変更します。必要に応じて、出力先プリンタの印刷情報、障害監視情報も変更します。

[出力先プリンタ設定]画面で[サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスをチェックしている場合は、起動中のモニタサービスにも設定したプリンタ情報、印刷情報、および障害監視情報が反映されます。

前提条件

操作手順

  1. [モニタ環境設定]画面で[出力先プリンタ設定]ボタンをクリックします。

    [出力先プリンタ設定]画面が表示されます。

  2. 起動中のモニタサービスに、更新したプリンタ情報を反映する場合は、[サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスをチェックします。

    重要

    [サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスのチェックを外して出力先プリンタの情報を変更すると、以降、チェックボックスは非活性となり、出力先プリンタの情報を動的変更できなくなります。この場合、モニタサービスを再起動すると、[サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスは活性となり、運用中の設定変更も反映されます。

  3. [出力先プリンタ一覧]からプリンタ情報を変更する出力先プリンタを選択して、[変更]ボタンをクリックします。

    [出力先プリンタ設定 − <選択した出力先プリンタ名>]画面の[プリンタ]タブが表示されます。

    [図データ]

  4. 出力先プリンタのプリンタ情報を変更します。

    [プリンタ]タブの設定項目を次に示します。

    設定項目

    内容

    [出力先プリンタ名]

    出力先プリンタ名が表示されます。出力先プリンタ名は変更できません。

    [プリンタドライバ名]

    出力先プリンタに対するプリンタドライバ名をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには、マシンにインストールされているプリンタに対するプリンタドライバ名が表示されます。監視方式で使用できる組み合わせのプリンタドライバを選択してください。

    [コメント]

    出力先プリンタに対するコメントを255文字以内で指定します。

    [IPアドレス]

    出力先プリンタのIPアドレスを指定します。「0.0.0.0」は、未入力として扱われます。

    [キュー名]

    出力先プリンタのLANアダプタに設定されているプリントキュー名を1〜32文字で指定します。

    [コミュニティ名]

    出力先プリンタのLANアダプタに設定されているSNMP認証コミュニティ名を1〜32文字で指定します。

    [共有]

    出力先プリンタをほかのマシンと共有するプリンタとして使用するかどうかを選択します。

    • [共有しない]ラジオボタン

      出力先プリンタをほかのマシンと共有しない場合に選択します。

    • [共有する]ラジオボタン

      出力先プリンタをほかのマシンと共有する場合に選択します。

    [共有名]

    [共有設定]で[共有する]ラジオボタンを選択した場合に、共有名を1〜80文字で指定します。"\"、",(コンマ)" および"/(スラント)"は使用できません。

    [共有名]を指定する場合は、既存のプリンタのプリンタ名、および共有名と異なる名称を必ず指定してください。同じ名称を指定した場合は、既存のプリンタと区別ができなくなり、印刷業務が正常に実行できなくなります。

    [印刷データ形式]

    モニタが内部で扱う印刷データ形式を選択します。

    • [汎用形式で扱う]ラジオボタン

      モニタは、XPS形式の印刷データに対応します。

    • [汎用形式で扱う(EMF)]ラジオボタン

      モニタは、EMF形式の印刷データに対応します。

    • [RAW形式で扱う(ESC/P)]ラジオボタン

      モニタは、ESC/P形式の印刷データに対応します。

    • [RAW形式で扱う(その他)]ラジオボタン

      モニタは、上記以外の形式の印刷データに対応します。

    なお、モニタは、選択した[印刷データ形式]に合わせて、「印刷データを汎用形式からRAW形式へ変換するためのWindowsプリンタ」を追加または削除します。また、これに合わせて、モニタは、出力先プリンタの内部設定情報を変更するために「出力先プリンタ用のWindowsプリンタ」も再作成します。再作成時には、蓄積している印刷ジョブも削除されます。

    印刷ジョブを消失しないように、次の手順で印刷ジョブが残っていないことを確認してから、[印刷データ形式]を変更してください。

    1. 印刷アプリケーションからモニタへの印刷処理をすべて停止します。

    2. モニタの環境設定で作成した出力先プリンタに、ドキュメント(印刷ジョブ)がないことを確認します。

    3. モニタが対象とする実プリンタで、モニタから印刷されていないことを確認します。

    4. モニタサービスを停止します。

  5. 出力先プリンタの印刷情報を編集する場合は[印刷]タブをクリックして、テスト印刷時の印字動作を変更します。

  6. 出力先プリンタの障害監視情報を編集する場合は[障害監視]タブをクリックして、プリンタ状態の監視方式や、プリンタ状態のイベントログへの出力有無を変更します。

  7. 変更後の出力先プリンタ情報を確認して、[OK]ボタンをクリックします。

    メモ

    設定項目の指定誤りを示すメッセージが表示された場合は、メッセージに従って指定値を見直してください。

    [サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスの設定に関するメッセージが表示された場合、出力先プリンタの情報を動的変更しないときは[はい]ボタンを、動的変更するときは[いいえ]ボタンをクリックしてください。[いいえ]ボタンをクリックすると、変更後の設定は破棄され、[出力先プリンタ設定]画面が表示されます。

    また、複製した出力先プリンタ情報を変更した場合、IPアドレスが同じ出力先プリンタに対して共通項目の上書きを確認するメッセージが表示されます。共通項目を上書きするときは[はい]ボタンをクリックしてください。上書きしないときは[いいえ]ボタンをクリックしてから、再度、IPアドレスが同じ出力先プリンタの設定を確認してください。共通項目については、「表3‒1 出力先プリンタ複製時に共通項目となるプリンタ情報、印刷情報、および障害監視情報」を参照してください。

    [出力先プリンタ設定 − <出力先プリンタ名>]画面が閉じられ、[出力先プリンタ設定]画面が表示されます。

    手順2.で[サービス起動中に設定変更を反映する]チェックボックスをチェックしている場合は、環境設定ファイルおよびWindowsプリンタに加え、起動中のモニタサービスにも反映されます。チェックしていない場合、チェックボックスは非活性で表示され、環境設定ファイルおよびWindowsプリンタにだけ反映され、起動中のモニタサービスには反映されません。

  8. [閉じる]ボタンをクリックします。

    [出力先プリンタ設定]画面が閉じられ、[モニタ環境設定]画面が表示されます。