リモートコントロールエージェントが使用するメモリについて設定します。
Windows MeおよびWindows 98のエージェントでは,メモリを大量に使用するアプリケーションを使用すると,メモリ不足でマシンが動作しなくなることがあります。これを防ぐために,あらかじめ使用できるメモリの上限を決めておくのがこの設定です。設定したメモリの範囲で処理できない場合は,自動的に描画命令を破棄します。
メモリを設定するダイアログボックスを次に示します。このダイアログボックスは,Windows MeおよびWindows 98のエージェントだけで表示されます。[リモートコントロールエージェント-プロパティ]ダイアログボックスでは[使用メモリ設定]パネルがこれに当たります。
図3-42 [リモートコントロールエージェント-セットアップ]ダイアログボックス(使用するメモリの設定)
![[図データ]](figure/rm033300.gif)
- 自動設定
リモートコントロールエージェントのデフォルト値を使用してメモリを管理します。デフォルトで選択されています。特に問題がないかぎり,この設定としてください。
- 自分で設定
使用するメモリの最大サイズとメモリ不足発生時のメモリ確保再開間隔を任意に設定します。
- 使用するメモリの最大サイズ
- エージェントが使用するメモリの上限値を指定します(単位:メガバイト)。最小値は2メガバイト,デフォルトは5メガバイトです。最大値は,固定値ではなく,エージェントで使用可能な全メモリの1/3です。エージェントの起動時に確保するメモリサイズとなるので,必要なメモリサイズだけ指定するようにしてください。
- メモリ不足発生時のメモリ確保再開間隔
- メモリ不足が発生した場合に,次にメモリを確保するまでの間隔を,0~3,600秒で指定します。デフォルトは5秒です。間隔を長く設定するとエージェントに描画情報が送信されない時間が長くなります。