コントローラと接続中のエージェントの画面情報を記録します。記録は一時的に停止したり,一時停止した状態から再度,記録を開始したりできます。エージェントの画面情報の記録について,次の図に示します。
図4-61 エージェントの画面情報の記録
エージェントの画面情報を記録する方法を次に示します。
図4-62 [記録ファイルの選択]ダイアログボックス
ステータスバーに記録状態を表すステータスアイコンを表示することで,記録状態を確認できます。エージェントの画面情報の記録状態は,次の3種類のアイコンで表示されます。
:記録停止(非活性)
:記録中
:記録一時停止
ステータスアイコンの表示は,[プロパティ]ダイアログボックスの[記録]パネルで設定できます。ステータスアイコンの表示方法については,「3.3.10 [記録]パネル」を参照してください。なお,ステータスアイコンは,エージェントに接続していない場合は表示されません。
記録を一時的に停止したり,停止してから再度記録を開始したりできます。この機能を利用すると,必要な画面情報だけを記録することができます。
記録を始めるたびに記録ファイルを選択していると作業効率が良くありません。そこで,あらかじめエージェントの画面情報を保存する記録ファイルの保存先とファイル名を設定しておくことで,ファイル選択の手間を省略できます。また,エージェントと接続すると同時に記録を開始するような設定もできます。これらは[プロパティ]ダイアログボックスの[記録]パネルで設定できます。[記録]パネルの詳細については,「3.3.10 [記録]パネル」を参照してください。
[記録]パネルで記録ファイルを指定しておくと,エージェントの画面情報は自動的に指定した記録ファイルに保存されます。このとき,記録ファイル名を特定のファイル名に固定すると,記録するたびに上書きするか,または記録ファイルを設定し直すことになります。
記録ファイルを管理するなど,記録ごとの記録ファイルが必要な場合は,変数を使って記録ファイル名を設定しておきます。変数を利用した場合,記録開始時に変数に値を読み込んでファイル名が付けられます。利用できる変数は,次の3種類です。
これらを利用した任意のファイル名を指定することもできますし,デフォルトで提供されている3種類のテンプレートから選択することもできます。
変数を使ったファイル名の指定例を次に示します。この例では,エージェント名を「10.xxx.xxx.4」,日付を「2003年4月1日」,時間を「15時5分45秒」としています。これらの設定は,[記録]パネルから表示した[記録ファイルの選択]ダイアログボックスで行います。
「接続時に記録を開始する」のチェックボックスをオンにしておくと,エージェントと接続すると同時に記録を開始します。