エージェントのファイルを操作する場合,エージェントの画面を呼び出して操作するほかに,[ファイル転送]ウィンドウを利用することもできます。
[ファイル転送]ウィンドウからエージェントのファイルを開くと,そのファイルはエージェントからコントローラに転送されます。つまり,[ファイル転送]ウィンドウからエージェントのファイルを開くということは,コントローラが受信したコピーファイルを開くということです。このため,ファイルの編集時にエージェントの利用者に影響を与えることはありません。ファイルの受信先は,[ファイル転送]ウィンドウのオプションで設定したフォルダとなります。ファイルの受信先フォルダの設定については,「4.3.9(3) [ファイル]パネル」を参照してください。
複数のエージェントから同じ名称のファイルを開いた場合は,開いた順序でコントローラがファイルを受信します。このとき,前回受信したファイルを上書きして受信するので,最後に受信したファイルを開くことになります。
[ファイル転送]ウィンドウからエージェントのファイルを編集する方法を次に示します。
これは,[ファイル転送オプション]ダイアログボックスのデフォルトの設定です。ファイルの転送と削除を自動的に処理するのではなく,状況に応じて転送したりコントローラのファイルを削除しないようにしたい場合は,[ファイル転送オプション]ダイアログボックスの[ファイル]パネルの設定を変更してください。詳細については,「4.3.9(3) [ファイル]パネル」を参照してください。
なお,ファイルの転送と削除の自動処理を設定していない場合は,ファイルを閉じるとコントローラのファイルは転送されずに残ります。コントローラに残ったファイルを手動で転送したり削除したりする方法については,「(2) 手動でのファイルの転送および削除」を参照してください。
[ファイル転送]ウィンドウからエージェントのファイルを開いた場合,コントローラにそのファイルが保存されます。また,ファイルの転送と削除の自動処理を設定していない場合は,ファイルを閉じてもコントローラのファイルは転送されないで残ります。
これらコントローラに残っているファイルは,[ファイル一覧リスト]ウィンドウで確認できます。このウィンドウから,コントローラに残っているファイルをエージェントに転送したり,コントローラから削除したりできます。
[ファイル一覧リスト]ウィンドウを表示して,手動でファイルの転送および削除をする方法を次に示します。
図4-29 [ファイル一覧リスト]ウィンドウ
なお,ファイルをコントローラから削除する場合は,[ファイル一覧リスト]ウィンドウで[ファイル]-[削除]メニューを選択してください。削除状況を示すダイアログボックスが表示され,コントローラに保存したファイルが削除されます。
図4-30 [ファイル削除状況]ダイアログボックス