3.3.8 [クリップボード]パネル
(1) クリップボードを自動転送する
クリップボードの自動転送機能を使用する場合にチェックします。クリップボードの自動転送機能とは,コントローラとエージェントとの間で,クリップボードのデータを自動的に転送させる機能です。
クリップボードデータを自動転送できるのは,接続先エージェントのバージョンが05-21以降の場合だけです。
(2) クリップボード転送種別
クリップボードデータの転送方向を指定します。
- 送信
コントローラのクリップボードの内容が更新されたときに,コントローラのクリップボードのデータをエージェントに送信します。
- 受信
接続先のエージェントでクリップボードの内容が更新されたときに,そのエージェントのクリップボードのデータを受信します。
- 共有
上記の「送信」「受信」を合わせたものです。コントローラとエージェントのクリップボードの内容が常に同じになります。
(3) 転送条件
「クリップボード転送種別」で「受信」または「共有」を選択した場合に,データの転送条件を指定します。
- 常に受信する
接続先のエージェントから,常にクリップボードのデータを受信できる状態にします。複数のエージェントと接続している場合は,すべてのエージェントのクリップボードのデータを受信します。
- コントローラウィンドウがアクティブの時だけ受信する
[Remote Control]ウィンドウがアクティブの時だけ,そのウィンドウでの接続先エージェントのクリップボードデータを受信します。複数のエージェントと接続していても,リモートコントロールの操作対象となっているエージェントのクリップボードのデータだけを受信します。
(4) データ形式
クリップボードの自動転送機能を使用して転送するデータの種類を指定します。
- テキスト
クリップボードデータのうちテキスト部分だけを転送します。
- 複合ドキュメント
クリップボードデータのうち,テキスト以外のデータも転送することができます。転送できるデータの形式は,テキスト,ビットマップ,メタファイル,リッチテキスト形式のファイル,カラーパレット,およびこれらを組み合わせたものです。