記録ファイルを再生するには,コントローラの提供するリモートコントロールプレーヤーが必要です。このため,記録ファイルを再生できるのはコントローラを持つ環境に限られてしまいます。しかし,記録ファイルをAVIファイルに変換することで,コントローラを持たない環境でも記録を再生できるようになります。記録ファイルのAVIファイルへの変換について,次の図に示します。
図4-67 記録ファイルのAVIファイルへの変換
また,AVIファイルに変換しておくと,ほかのアプリケーションを利用してタイトルやコメントを付けるなどの編集ができます。
なお,記録ファイルへの記録中にエージェントの解像度が変更された場合は,AVIファイルへ変換したあとも正しく再生されませんのでご注意ください。
AVIファイルへの変換は,変換ウィザードで行います。変換ウィザードを使用して,記録ファイルをAVIファイルに変換する方法を次に説明します。
まず,変換ウィザードを起動して,変換したい記録ファイルを選択します。
変換ウィザードを起動するには,次の二つの方法があります。
それぞれの方法について次に示します。
次の[記録ファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。
図4-68 [記録ファイルの選択]ダイアログボックス
変換する記録ファイルを選択して[開く]ボタンをクリックすると,変換ウィザードが起動して,[AVIファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。
変換ウィザードの実行ファイル(dmrcavcv.exe)は,リモートコントロールマネージャのインストール先ディレクトリ下の「¥bin」フォルダに格納されています。dmrcavcv.exeをダブルクリックすると変換ウィザードが起動し,次の[記録ファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。
図4-69 [記録ファイルの選択]ダイアログボックス
変換する記録ファイルを選択して[次へ]ボタンをクリックすると,[AVIファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[AVIファイルの選択]ダイアログボックスで,記録ファイルを変換したあとの格納先とファイル名を選択します。
図4-70 [AVIファイルの選択]ダイアログボックス
AVIファイル名を直接入力するか,または[参照]から表示される[AVIファイルの選択]ダイアログボックスでAVIファイル名を設定します。
[次へ]ボタンをクリックすると,[圧縮形式の選択]ダイアログボックスが表示されます。
[圧縮形式の選択]ダイアログボックスで,AVIファイルへの変換時に使用する圧縮形式を選択します。
図4-71 [圧縮形式の選択]ダイアログボックス
[次へ]ボタンをクリックすると,[フレームレートと画像品質の選択]ダイアログボックスが表示されます。
[フレームレートと画像品質の選択]ダイアログボックスで,AVIファイルへ変換するときのフレームレート(1秒当たりのフレーム数)および画像品質を設定します。
図4-72 [フレームレートと画像品質の選択]ダイアログボックス
[次へ]ボタンをクリックすると,変換状況を示すダイアログボックスが表示されます。
変換処理中は,AVIファイルへの変換処理の進捗状況がパーセンテージで表示されます。
図4-73 [変換しています]ダイアログボックス
変換が完了すると[変換完了]ダイアログボックスが表示されます。
[変換完了]ダイアログボックスで,[完了]または[再生]ボタンをクリックします。
図4-74 [変換完了]ダイアログボックス