3.3.12 [ダイヤルアップ]パネル

[ダイヤルアップ]パネルでは,エージェントとのダイヤルアップ接続時の接続先を設定します。このパネルは,ダイヤルアップネットワーク(リモートアクセスサービス)がインストールされている環境で表示されます。

自動ダイヤリングを使用するには,これ以前に,Windowsのダイヤルアップネットワークまたはリモートアクセスサービスの設定が必要です。コントローラでは,[ダイヤルアップ]パネルからダイヤルアップネットワーク(リモートアクセスサービス)を直接起動して,設定を変更できます。

[ダイヤルアップ]パネルを次に示します。

図3-21 [ダイヤルアップ]パネル

[図データ]

自動ダイヤリングを利用する場合は,「ダイヤルアップ接続を使用する」のチェックボックスをオンにして,(1)および(2)に示す設定をしてください。なお,ダイヤル先は一つしか設定できないため,エージェント単位にダイヤル先を変更するような場合は,そのつど設定を変更する必要があります。

<この項の構成>
(1) 接続先一覧
(2) Windowsダイヤルアップネットワークの設定

(1) 接続先一覧

現在使用中の電話帳に登録されている全エントリが表示されます。どれか一つを接続先として選択してください。

[詳細]ボタンをクリックすると,ダイヤルアップ接続に関する詳細情報を設定する[ダイヤルアップの詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。設定内容を次に示します。

(a) [接続]パネル

接続・切断に関する詳細情報を設定します。

図3-22 [接続]パネル

[図データ]

リダイヤルする
ダイヤルアップ接続失敗時に自動的にリダイヤルする場合にチェックします。リダイヤルする場合は,回数と間隔を指定できます。デフォルトではチェックされていません。
回数
リダイヤルの回数を,1~5回で指定します。デフォルトは3回です。
間隔
リダイヤルまでの間隔を,10~180秒で指定します。デフォルトは30秒です。
リモートコントロール終了時に切断する
リモートコントロール終了時(エージェントからの切断時)にダイヤルアップ接続を切断する場合にチェックします。デフォルトでチェックされています。
このチェックを外した場合,ダイヤルアップ接続の切断のタイミングは,リモートコントロールマネージャの終了時([Remote Control]ウィンドウを閉じた時)となります。
(b) [ログオン]パネル

ダイヤルアップ接続時のログオン情報を設定します。

図3-23 [ログオン]パネル

[図データ]

ログオン情報を保存する
ログオン情報を保存する場合に選択します。ログオン情報を保存することで,接続時のログオンを省略できます。デフォルトではチェックされていません。
チェックした場合は,ログオンするユーザのユーザ名,パスワード,およびドメインを設定してください。これらの値を省略した場合は,現在のユーザ名,パスワード,およびドメインが仮定されます。

(2) Windowsダイヤルアップネットワークの設定

OSのダイヤルアップネットワーク(リモートアクセスサービス)の設定を直接追加,変更,または削除できます。

新規
Windowsの機能を使用して,新しい接続先を追加します。
編集
「接続先一覧」で選択しているエントリの情報を編集します。
削除
「接続先一覧」で選択しているエントリを削除します。

なお,ここでの操作は,OSの設定を直接変更するものです。一度設定すると,[プロパティ]ダイアログボックスで[キャンセル]ボタンをクリックしても元には戻りません。