rdsgetコマンド(基本機能の障害情報の収集)
機能
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基本機能の障害情報をcpio形式で標準出力へ出力します。
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rdsget -oコマンドで出力したファイルを標準入力にして、基本機能の障害情報を取り出します。取り出されたファイルは、カレントディレクトリ下に復元されます。
形式
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障害情報をcpio形式で標準出力に出力
rdsget -o 〔-f識別子〕
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-oオプションの出力結果を入力にして障害情報を出力
rdsget -i 〔-t〕
オプション
- -f識別子
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-oオプションで出力する情報を指定します。障害情報を格納する媒体が小容量の場合に指定します。-fオプションを省略すると、すべての情報を出力します。
- 識別子
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base
基本機能の障害情報を取得します。
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detail
通信系情報以外の、baseで取得されない詳細情報を取得します。
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tcp_ip
TCP/IPの設定情報を取得します。
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- -i
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rdsget -oコマンドで出力したファイルを標準入力にして、基本機能の障害情報を取り出します。取り出されたファイルは、カレントディレクトリ下に復元されます。
- -o
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基本機能の障害情報をcpio形式で、標準出力へ出力します。
- -t
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-oオプションで出力したファイルを標準入力として、ディレクトリ情報だけを出力します。
指定例
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障害情報を媒体に格納する場合
rdsget -o > スペシャルファイル名
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障害情報をハードディスクに出力する場合
rdsget -o > 任意のファイル名
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障害情報を復元する場合
rdsget -i < スペシャルファイル名
- スペシャルファイル名
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登録する媒体に合わせたスペシャルファイル名を/dev/から絶対パスで指定します。スペシャルファイル名の指定方法については、各OSの該当するマニュアルを参照してください。主なスペシャルファイル名を次に示します。
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内蔵CMTを使う場合
/dev/cmt00
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DATを使う場合
/dev/datxx(xxは、接続の方法および設定方法によって異なります)
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内蔵フロプティカルディスクを使う場合
/dev/rfpd00
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CD-ROMを使う場合
/dev/cdxx(xxは、接続の方法および設定方法によって異なります)
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注意事項
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障害情報を収集するには、収集のための作業領域が必要です。環境変数TMPDIRにディレクトリの名称を指定しておくと、そのディレクトリ下に、作業領域として使用するファイルが作成されます。TMPDIRには空き容量に余裕のあるディレクトリを指定してください。なお、TMPDIRの指定がない場合、動作環境設定用ファイルの「DMTMPDIR」の設定に従います。