rdscltgetコマンド(配布先システムの障害情報およびcore関連情報の収集)
機能
配布先システムの基本機能、組み込み支援機能の障害情報およびcore関連情報をUNIXマシンで取得します。core関連情報とは、障害の調査に必要なcoreファイル、OSライブラリなどの情報のことです。
形式
rdscltget -o
〔-t 作業ディレクトリパス〕 〔-S〔-c coreファイルパス〕〕
オプション
- -o
-
配布先システムの基本機能、組み込み支援機能の障害情報をcpio形式で標準出力へ出力します。
- -t 作業ディレクトリパス
-
core関連情報を出力する際、作業領域に使用するディレクトリを絶対パスで指定します。このオプションを省略した場合、動作環境設定用ファイルの「DMTMPDIR」の設定に従います。
- -S
-
障害情報に加えて、core関連情報をcpio形式で標準出力へ出力します。
- -c coreファイルパス
-
JP1/IT Desktop Management 2のcoreファイルを絶対パスで指定します。このオプションを指定する場合、-Sオプションを必ず指定してください。また、このオプションを省略した場合、次のディレクトリ下からcoreファイルを自動的に検索します。
- HP-UX以外の場合
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/NETMRDS/
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/NETMDMGF/
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/usr/bin/NETMDMGF/
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- HP-UXの場合
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/var/opt/NETMDMW/
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/etc/opt/NETMDMW/
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/opt/NETMDMW/
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/NETMDMGF/
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指定例
障害情報を媒体に格納する場合、次の形式で、媒体に合わせたスペシャルファイル名を/devから絶対パス名で指定します。
rdscltget -o -t /home2 -S -c /tmp/core > スペシャルファイル名
障害情報をハードディスクに出力する場合、次の形式で、出力先のファイル名を絶対パス、または相対パスで指定します。
rdscltget -o -t /home2 -S -c /tmp/core > 任意のファイル名
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
コマンドの処理が正常終了した。 |
1 |
障害情報の取得に失敗した。 |