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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


rdscltgetコマンド(配布先システムの障害情報およびcore関連情報の収集)

〈このページの構成〉

機能

配布先システムの基本機能、組み込み支援機能の障害情報およびcore関連情報をUNIXマシンで取得します。core関連情報とは、障害の調査に必要なcoreファイル、OSライブラリなどの情報のことです。

形式

rdscltget -o

     〔-t 作業ディレクトリパス〕
     〔-S〔-c coreファイルパス〕〕

オプション

-o

配布先システムの基本機能、組み込み支援機能の障害情報をcpio形式で標準出力へ出力します。

-t 作業ディレクトリパス

core関連情報を出力する際、作業領域に使用するディレクトリを絶対パスで指定します。このオプションを省略した場合、動作環境設定用ファイルの「DMTMPDIR」の設定に従います。

-S

障害情報に加えて、core関連情報をcpio形式で標準出力へ出力します。

-c coreファイルパス

JP1/IT Desktop Management 2のcoreファイルを絶対パスで指定します。このオプションを指定する場合、-Sオプションを必ず指定してください。また、このオプションを省略した場合、次のディレクトリ下からcoreファイルを自動的に検索します。

HP-UX以外の場合
  • /NETMRDS/

  • /NETMDMGF/

  • /usr/bin/NETMDMGF/

HP-UXの場合
  • /var/opt/NETMDMW/

  • /etc/opt/NETMDMW/

  • /opt/NETMDMW/

  • /NETMDMGF/

指定例

障害情報を媒体に格納する場合、次の形式で、媒体に合わせたスペシャルファイル名を/devから絶対パス名で指定します。

rdscltget -o -t /home2 -S -c /tmp/core > スペシャルファイル名

障害情報をハードディスクに出力する場合、次の形式で、出力先のファイル名を絶対パス、または相対パスで指定します。

rdscltget -o -t /home2 -S -c /tmp/core > 任意のファイル名

終了コード

終了コード

意味

0

コマンドの処理が正常終了した。

1

障害情報の取得に失敗した。