Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


7.2.2 組み込み支援機能が発行するJP1イベント

組み込み支援機能が発行するJP1イベントを表7-8に示します。

表7‒8 JP1イベント一覧(組み込み支援機能)

イベントID

イベント名称

イベント発行契機

00010701

エラー・組み込み開始イベント

エラー・組み込み開始・重点エラー・ワーニングエラー発生時に発行します。

00010702

機能実行イベント

次のときに発行します。

  • 組み込み支援機能起動

  • 組み込み支援機能終了

  • 組み込み終了

  • 起動UAP開始

  • 起動UAP終了

  • 資源削除開始

  • 資源削除終了

次に、組み込み支援機能が発行するJP1イベントの内容をイベントの種類ごとに説明します。また、JP1/Baseに対して発行するJP1イベントでは、基本属性のほかに拡張属性として重大度が設定されます。イベントごとの重大度は統合コンソールのビューアに表示されます。

〈この項の構成〉

(1) 組み込み開始イベント

組み込み開始イベントの属性を表7-9に示します。

表7‒9 組み込み開始イベントの属性

属性種別

項目

属性名

内容

基本属性

イベントID

00010701

メッセージ

詳細情報

なし

拡張属性

共通情報

重大度

SEVERITY

エラー・重点エラー・ワーニングエラー:ERROR(エラー)

組み込み開始:NOTICE(通知)

オブジェクトタイプ

OBJECT_TYPE

COMMAND

オブジェクト名

OBJECT_NAME

JP1/IT Desktop Management 2 - Agent

プロダクト名

PRODUCT_NAME

/HITACHI/JP1/ITDM2

事象種別

OCCURRENCE

エラー・重点エラー・ワーニングエラー:END

組み込み開始:START

(凡例)

−:該当しない。

(2) 機能実行イベント

機能実行イベントの属性を表7-10に示します。

表7‒10 機能実行イベントの属性

属性種別

項目

属性名

内容

基本属性

イベントID

00010702

メッセージ

詳細情報

なし

拡張属性

共通情報

重大度

SEVERITY

NOTICE(通知)

オブジェクトタイプ

OBJECT_TYPE

COMMAND

オブジェクト名

OBJECT_NAME

JP1/IT Desktop Management 2 - Agent

プロダクト名

PRODUCT_NAME

/HITACHI/JP1/ITDM2

事象種別

OCCURRENCE

組み込み支援機能終了・組み込み終了・起動UAP終了・資源削除終了:END

組み込み支援機能起動・起動UAP開始・資源削除開始:START

(凡例)

−:該当しない。

(3) イベントログファイルへのメッセージの出力例

組み込み支援機能のメッセージの、イベントログファイルへの出力例を次に示します。

[図データ]

  1. 格納日付、時間

    ログが格納された日付、時間です。

  2. イベントID

    組み込み支援機能のイベントIDです。

  3. ホスト名

    組み込み支援機能が起動されたUNIXマシンのホスト名です。

  4. ユーザID

    組み込み支援機能を起動したユーザIDです。

  5. プログラム名

    組み込み支援機能のログであることを示します。

  6. プログラムID

    コマンド名を示します。

    YGENyougen(組み込み支援機能メインコマンド)

    UPTArdsupt(適用日組み込みコマンド)

    UDELrdsupdel(連携指令削除用コマンド)

  7. プロセスID

    コマンドの起動プロセスIDです。

  8. メッセージ

    環境変数LANGの指定に従い、日本語または英語で出力されます。