Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


5.9.4 Linuxの場合

〈この項の構成〉

(1) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動・停止、システム起動時組み込み、およびシステム停止時組み込みを実行するためのファイル(/etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw)を次のようにリンクさせてください。

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動およびシステム起動時組み込みの設定

・テキスト環境で起動した場合

ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc3.d/Sxxjp1netmdmw

・グラフィカル環境で起動した場合

ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc5.d/Sxxjp1netmdmw
システム停止時組み込みの設定

ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc0.d/Kyyjp1netmdmw

システム再起動時の設定

ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc6.d/Kyyjp1netmdmw

xxおよびyyには任意の2けたの数値を指定します。xxまたはyyがほかのファイル番号と重複した場合は、ファイル名全体でソートされて順序が決まります。なお、次の場合はテキストビジーエラーとなり、組み込みは失敗しますので注意してください。

システム起動時に自動起動するようなソフトウェアを、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを使用してシステム起動時配布を行う場合には、配布するソフトウェアが起動する前にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentが起動する必要があります。また、システム停止時配布を行う場合には、配布するソフトウェアが停止した後にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentが停止する必要があります。

(2) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動、システム起動時組み込み、およびシステム停止時組み込みを実行するためには、次の設定が必要です。

自動起動・停止を有効にするための設定
systemctl enable jp1netmdmw.service
自動起動・停止を無効にするための設定
systemctl disable jp1netmdmw.service
自動起動・停止が有効かどうかの確認
systemctl is-enabled jp1netmdmw.service

有効の場合は「enabled」が、無効の場合は「disabled」が表示されます。