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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


4.4.1 グループidとは

グループ化した配布先システムにはグループidという名称(ID)を付け、論理的なグループとして扱います。

グループidは、配布管理システムおよび配布先システムのどちらからでも作成できます。また、配布管理システムが作成したグループidに対して、配布先システム側から自マシンを登録(所属させる操作)できるため、配布管理システムでグループの構成をメンテナンスする必要がありません。

配布管理システムで作成する配布指令のあて先にグループidを指定すると、そのグループidに属する配布先システムへパッケージが配布されます。なお、エンドWS は、配布管理システムからの操作でだけ、グループid へ所属させることができます。

〈この項の構成〉

(1) グループidを指定した配布

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerからグループidあてにパッケージを配布すると、グループidを指定した配布指令が、そのグループidを管理している中継システムの指令保管庫に一時的に保管されます。その後、中継システムから配布先システムにパッケージが配布されます。グループidを指定した指令は、該当するパッケージが保管庫から削除されると無効になり、自動的に削除されます。

指令保管庫に指令が保管されている間は、指令実行後に、そのグループidに配布先システムを追加すると、追加された配布先システムにも中継システムから自動的にパッケージが配布されます。ただし、自動的に指令が実行されるのは、配布先システムの側からそのグループへの登録操作をした場合に限られます。

グループidを指定した配布を図4-3に示します。

図4‒3 グループidを指定した配布

[図データ]