14.19.7 JOB_ATTRIBUTE(ジョブの属性設定)
JOB_ATTRIBUTEタグでは、ジョブの属性を指定します。このタグは、dcmcollコマンド、dcminstコマンド、dcmjbrmコマンド、dcmjexeコマンド、dcmrmgenコマンド、dcmrtryコマンド、dcmstatコマンド、dcmstswコマンド、およびdcmsuspコマンドで使用します。
指定できるパラメタの内容、およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。
パラメタ |
内容 |
コマンドの引数 |
---|---|---|
ジョブ名称 |
/j ジョブ名称 |
|
ジョブ番号 |
/jn ジョブ番号 |
|
ジョブ格納フォルダパス |
/l ジョブ格納フォルダパス |
|
中断中の配布の有無 |
/uns 中断中の配布の有無 |
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
JOB_ATTRIBUTE{ job_generator=ジョブ名称 jobno=ジョブ番号 job_folder=ジョブ格納フォルダパス unsuspended=中断中の配布の有無 }
(2) 説明
-
job_generator =ジョブ名称
配布管理システムで定義されたジョブの名称を指定します。省略すると「(dcmcollコマンド、dcminstコマンド、またはdcmsuspコマンドの)処理キー+実行日時」が仮定されます。
dcmjexeコマンドでは必ず指定してください。
-
jobno=ジョブ番号
配布管理システムが自動的に割り当てるジョブの識別子です。
-
job_folder=ジョブ格納フォルダパス
配布管理システムのフォルダ名を指定します。ルートを示す「\」で始めます。フォルダが階層になっている場合は、「\」で区切って指定してください。4階層まで指定できます。
フォルダ名の指定例を次に示します。
job_folder=\folder1\folder2\folder3\folder
省略した場合、ルートフォルダから指定されたジョブ名称を検索し、最初に見つけたジョブを処理の対象とします。同じ名称のジョブが異なるフォルダに複数ある場合は、ジョブが保存されているフォルダ名を指定してください。
なお、dcmcollコマンドまたはdcminstコマンドで、複数のパラメタファイルを使用する場合は、異なるパラメタファイルに同じフォルダ名が含まれないように指定してください。例えば、次のように指定しないでください。
-
パラメタファイルAの指定
job_folder=\folder1\folder2\folder3
-
パラメタファイルBの指定
job_folder=\folder1\folder2
-
-
unsuspended=中断中の配布の有無
ファイル転送の中断中でも配布するかどうかを「Y」または「N」で指定します。
- Y
-
ファイル転送の中断中でもパッケージを配布します。
- N
-
ファイル転送の中断中の場合は、配布を中断します。
このパラメタを指定しない場合は、「N」が自動的に設定されます。
なお、このパラメタはdcminstコマンドだけで指定できます。dcminstコマンド以外で指定すると、エラーになります。
(3) 指定できる予約語
このタグで指定できる予約語は、次に示す実行するコマンドの種類によって異なります。
- dcmcollコマンドで指定できる予約語
\CY、\CM、\CD、\CH、\CN、\CS、\HOST、\GROUP、\ZDIR
- dcminstコマンドで指定できる予約語
\CY、\CM、\CD、\CH、\CN、\CS、\VERSION、\HOST、\GROUP、\DSTID、\PKGID
- dcmsuspコマンドで指定できる予約語
\CY、\CM、\CD、\CH、\CN、\CS、\HOST、\GROUP、\DSTID