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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


付録A.2 管理用サーバとエージェント間の通信

管理用サーバとエージェントを導入したコンピュータの間では、データの送受信による通信が発生します。通信発生の代表的な契機を次の表に示します。

分類

通信発生の代表的な契機

コンピュータの管理状態の変更通知

  • エージェントのインストール時(インストール直後に管理対象機器として登録し、管理種別をエージェント管理に変更するための情報を送信)

  • エージェントのアンインストール時(管理状態をエージェントレス管理に変更するための情報を送信)

インベントリ情報の自動取得

  • エージェントが監視間隔(セキュリティ項目)に従ってセキュリティ情報を取得し、前回取得した情報から変更があった場合

  • エージェントが監視間隔(セキュリティ項目以外)に従ってセキュリティ以外の情報を取得し、前回取得した情報から変更があった場合

  • 使用を許可したUSBデバイスをPCに接続した場合(USBデバイスの切断時、またはUSBデバイスを切断しないでPCの電源を落とした場合などは、次回のPC起動時にファイルの一覧の情報を送信)

  • USBデバイスを切断した場合、またはUSBデバイスを切断しないでPCの電源を落とした場合(次回のPC起動時にファイルの一覧の情報を送信)

  • PCの電源断など、エージェントが停止した場合(停止情報を送信)

エージェントの設定情報の適用または変更

  • セキュリティポリシーや、エージェント設定など、エージェントに適用する設定を割り当てた場合

  • セキュリティポリシーや、エージェント設定など、エージェントに適用する設定を変更した場合

  • エージェントの起動時(セキュリティポリシー、エージェント設定などを受信)

管理者の操作

  • 管理者が[最新の情報を取得する]を実行した場合(エージェントがインベントリ情報を送信)

  • 管理者が利用者のコンピュータの電源ON/OFF、または再起動を実行した場合

  • 管理者が[利用者にメッセージを通知する]を実行した場合

  • 管理者が配布またはアンインストールを実行した場合

  • 管理者がリモートコントロールを実行した場合

セキュリティ対策

  • セキュリティ判定時(セキュリティ対策の自動実行)

  • セキュリティ判定時(未適用の更新プログラムの自動配布)

エージェントでの入力

  • 利用者情報を入力したとき

  • USBデバイスを登録したとき

  • オフライン管理のコンピュータから収集した機器情報を通知したとき

操作ログまたは禁止操作

  • 操作ログまたは禁止操作のアップロード