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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


1.6.4 一時的に機器のネットワーク接続を許可する流れ

新規機器のネットワーク接続を禁止している場合、拠点からの出張者や社内システムの保守員などが組織内のネットワークに接続するときは、ネットワーク制御の設定をそのつど変更する必要があります。このような場合、一時的に接続を許可するコンピュータを設定することで、指定した期間だけネットワークに接続できるようになります。

一時的に機器のネットワーク接続を許可する流れを次に示します。

1.期間を指定して機器のネットワーク接続を許可する

特定の期間だけネットワークに接続できるように、一時的に接続を許可するコンピュータを設定します。

2.一時的なネットワーク接続許可の期間を延長する

ネットワーク接続を許可する期間を変更することで、接続できる期間を延長します。

〈この項の構成〉

(1) 期間を指定して機器のネットワーク接続を許可する流れ

拠点からの出張者や社内システムの保守員などが組織内のネットワークに接続する必要がある場合、一時的に接続を許可するコンピュータを設定することで、指定した期間だけネットワークに接続できるようになります。

1.接続するコンピュータの情報を確認する

ネットワーク接続を許可するコンピュータを登録するために、あらかじめ次の内容を確認しておきます。

  • 利用者名

  • 所属

  • 利用開始日/終了日

  • MACアドレス

  • 申請理由

2.一時的に接続を許可する

一時的にネットワーク接続を許可するコンピュータは、設定画面の[ネットワーク制御リストの設定]画面で設定します。

[追加]ボタンをクリックして、事前に確認した情報を登録します。このとき、ネットワーク接続の許可を指定するとともに[利用開始日時]および[利用終了日時]をチェックして、接続を許可する期間を指定します。

設定した期間は、登録したコンピュータがネットワーク接続できるようになります。

設定した期間が過ぎると、自動的にネットワーク接続ができなくなります。

(2) 一時的なネットワーク接続許可の期間を延長する

拠点からの出張者や社内システムの保守員などに対して、一時的に組織内のネットワーク接続を許可している場合、業務の都合によって許可期間を超過してしまうことがあります。このような場合、ネットワーク接続を許可する期間を変更することで、接続できる期間を延長できます。

ネットワーク接続を許可する期間を変更するには、設定画面の[ネットワーク制御リストの設定]画面で該当するコンピュータを選択して[編集]ボタンをクリックします。表示されるダイアログで、[利用終了日時]を変更してください。