17.11　ioutils importtemplate（テンプレートのインポート）

資産情報をインポートする際に、項目の対応づけを定義したテンプレートを使用できます。このテンプレートをインポートするioutils importtemplateコマンドについて説明します。

機能

エクスポートしたテンプレートをインポートします。なお、インポートできるファイルは、テンプレートをエクスポートしたファイルだけです。テンプレート名を指定した場合、指定した名称で登録されます。テンプレート名を指定しなかった場合、エクスポート時の名称で登録されます。

複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、このコマンドを利用することで、ある管理用サーバで作成したテンプレートをほかの管理用サーバに流用できます。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△importtemplate△-import△インポートするファイル名[△-name△テンプレート名][△-s]

引数

-import△インポートするファイル名: インポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。
-name△テンプレート名: インポートするテンプレートの名称を指定します。引数を省略した場合、エクスポート時のテンプレート名で登録されます。
-s: 同じ名称のテンプレートがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のテンプレートが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて入力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils importtemplateコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値	説明
0	コマンドが正常に終了しました。
11	コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12	指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。
31	ほかのコマンドを実行中です。
51	コマンドの実行権限がありません。
54	管理用サーバがセットアップされていません。
74	指定されたテンプレート名に誤りがあります。
80	インポートするファイルの形式が不正です。
101	メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。
120	データベースのアクセスエラーです。
150	そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

C:¥temp¥にエクスポート済みのハードウェア資産情報インポート時のテンプレート「assetexport.xml」を、「ハードウェア資産情報テンプレート1」としてインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils importtemplate -import C:¥temp¥assetexport.xml -name ハードウェア資産情報テンプレート1 -s

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