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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.12 エージェントが接続する管理用サーバを切り替える手順

エージェントが接続する管理用サーバを切り替えるには:

  1. 切り替え元の管理用サーバの操作画面で設定画面を表示します。

  2. メニューエリアで[エージェント]−[Windows エージェント設定とインストールセットの作成]を選択します。

  3. インフォメーションエリアで、接続先を切り替えたいエージェントに割り当てられているエージェント設定の[編集]ボタンをクリックします。

  4. [エージェント設定の編集]ダイアログで[基本設定]−[管理用サーバ]−[ホスト名またはIPアドレス]を切り替え先の管理用サーバのホスト名またはIPアドレスに変更します。

    [ホスト名またはIPアドレス]に指定する値は、セットアップの[アドレス解決の設定]で選択した項目によって異なります。

    [アドレス解決の設定]で「ホスト名」を選択したとき

    • ホスト名で指定してください。

    • DNSサーバを使用している環境では、完全修飾ドメイン名(ホスト名のあとにピリオドとドメイン名を表記した名前)で指定してください。

    • 管理用サーバにネットワークアダプタが複数あり、かつ同じセグメントに接続している場合、管理用サーバが動作するOSで設定されているバインド順で、優先順位が最も高いホスト名を指定してください。

    [アドレス解決の設定]で「IPアドレス」を選択したとき

    • IPアドレスで指定してください。

エージェントが接続する管理用サーバが切り替わります。

なお、切り替え元の管理用サーバでネットワーク接続可否情報を設定していた場合は、切り替え先の管理用サーバに切り替え元の管理用サーバのネットワーク接続可否情報をインポートしてください。詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」のネットワーク接続可否情報をインポートする手順についての説明を参照してください。

重要

管理用サーバを切り替えた直後は、グループに間接割り当てされたエージェント設定が割り当たります。接続先の管理用サーバを切り替える前に、グループに割り当てられたエージェント設定が適切かどうかを見直してから、必要に応じてグループの作成と割り当てをしてください。ただし、機器種別のグループおよびネットワークのグループは操作画面で作成できないため、対象のグループに属する機器を事前に接続して、対象のグループが作成されてから、エージェント設定を割り当ててください。

ヒント

エージェントに接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を使用した運用の場合、接続先管理サーバに変更した接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を配布してください。配布後、エージェントを再起動するか、エージェントのポーリングが実行されると、接続先サーバが変更されます。