Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.9.4 クラスタシステムの論理ホスト名を変更する手順

クラスタシステムの論理ホスト名を変更したい場合は、セットアップでホスト名の設定を変更したあと、次の項目を再設定します。

クラスタシステムの論理ホスト名を変更するには:

  1. Asset Consoleやリモートインストールマネージャなどで実行中の処理を停止します。

  2. 2.10.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。

  3. 現用系サーバのセットアップの[クラスタ環境]画面で論理ホスト名を変更後のホスト名に設定し、セットアップを実行します。

  4. セットアップで出力された次のセットアップファイルを待機系サーバにコピーします。

    JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールフォルダ¥mgr¥conf¥jdn_manager_setup.conf

  5. クラスタグループの所有者を待機系サーバに移動します。

  6. 待機系サーバでセットアップを起動し、手順4.でコピーしたセットアップファイルを指定して、セットアップを実行します。

  7. クラスタグループの所有者を現用系サーバに移動します。

  8. 2.10.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。

クラスタシステムの論理ホスト名が変更されます。引き続き、次のとおり各項目を再設定します。

エージェントの接続先(接続先をホスト名で指定している場合)

  1. エージェントの上位システムへの接続方法に応じて、情報を変更します。

    上位システムへの接続に接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を使用しているときは、エージェントの接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を変更してください。

    上位システムへの接続に上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)を使用しているときは、エージェントの上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)を変更してください。

    上位システムへの接続に上位システムアドレス格納ファイル(SERVERIP.ini)を使用しているときは、エージェントの上位システムアドレス格納ファイル(SERVERIP.ini)を変更してください。

    ヒント

    設定ファイルの変更については次に示す個所を参照してください。

    接続先設定ファイル(itdmhost.conf)

    (2) 接続先設定ファイル(itdmhost.conf)の作成

    上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)

    マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の、上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)の作成についての説明

    上位システムアドレス格納ファイル(SERVERIP.ini)

    マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の、上位システムアドレス格納ファイルの形式についての説明

  2. エージェント設定の[基本設定]−[管理用サーバ]の[ホスト名またはIPアドレス]に、変更後のホスト名を設定します。

    ただし、エージェント設定を変更したときに電源が入っていないコンピュータは、個別にエージェントのセットアップ画面から設定を変更する必要があります。

エージェントの接続先が変更されます。

リモートインストールマネージャのログイン画面の接続先(接続先をホスト名で指定している場合)

リモートインストールマネージャのログイン画面の[管理用サーバ]にホスト名を指定している場合、変更後のホスト名に変更します。

Asset Consoleのデータソース

Asset Consoleのセットアップ画面から、次の手順に従ってデータソースを再作成します。

  1. サーバセットアップを起動します。

  2. [データソースの作成]をクリックします。

  3. [接続先一覧]で[JP1/Desktop Management 2 - Manager]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [サーバ]にホスト名を設定している場合は、変更後のホスト名を入力します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

Asset Consoleのデータソースが再作成されます。