4.1.5 コンフィグレーションファイルで処理の設定を変更する手順
処理の開始時刻やJP1/IT Desktop Management 2 - Agentをアンインストールした時に、機器の廃棄として扱うか、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのアンインストールとして扱うかどうかの指定などは、コンフィグレーションファイルの設定を変更することで有効になります。なお、コンフィグレーションファイルの設定は、JP1/IT Desktop Management 2のサービスの再起動後に適用されます。
コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)を設定するには:
-
コンフィグレーションファイルに設定を追加します。
コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)の格納先は次のとおりです。
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\conf
コンフィグレーションファイルで設定する定義を次の表に示します。
プロパティ |
説明 |
設定値 |
デフォルト |
---|---|---|---|
State_AfterAgentUninstalling※1 |
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをアンインストールした時に、機器の廃棄として扱うか、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのアンインストールとして扱うかどうかの指定 |
|
0 |
Report_Data_MakeTime※4 |
レポートの集計データを作成する時間 |
00:00〜23:59 |
23:00 |
Report_Digest_MakeTime※4 |
ダイジェストレポートを作成する時間 |
00:00〜23:59 |
06:00 |
DB_MentenanceTime※4 |
データベースをメンテナンスする時間 |
00:00〜23:59 |
05:00 |
ChangeHistory_GetTime※4 |
変更履歴を取得する時間 |
00:00〜23:59 |
00:00 |
OpLog_DB_DeleteTime※4 |
自動取り込みされた操作ログのデータベースのメンテナンスを実施する時間 |
00:00〜23:59 |
01:00 |
DeviceAutoMaintenanceTime※4 |
機器のメンテナンスが有効な場合にメンテナンス処理を開始する時間 |
00:00〜23:59 |
23:00 |
AgentStartMenu_Display |
インストールセット、エージェントの配信による、エージェントでのスタートメニューの表示についての設定 |
|
なし |
SDM_Mapping_Name |
JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Managerに登録したスマートデバイスの名称を、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面に表示するホスト名、コンピュータ名または機器名称としてマッピングするかどうかの設定 |
0:マッピングしない※3 1:マッピングする |
1 |
Mgrsrv_Patch_AutoPackageKind |
更新プログラムの自動取得を行うかどうかの指定 |
0:更新プログラムの自動取得を行わない 1:更新プログラムの 自動取得を行う |
1 |
- 注※1
-
エージェントからのアンインストール通知を受信できなかった場合は、これまでと同様に機器情報は変更されません。この場合は、必要に応じて機器情報を削除するなどして、対処してください。また、ネットワークモニタが有効なコンピュータは、機器情報が削除されません。ネットワークモニタを無効化したあと、機器情報を削除するなどして、対処してください。
- 注※2
-
Citrix XenApp、Microsoft RDSサーバの場合、エージェントのスタートメニューの表示をサポートしていないため、すべてのスタートメニューを非表示に設定してください。
- 注※3
-
「0」を設定した場合は、JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Managerから取得したスマートデバイスに関する情報の利用者名、電話番号およびモデル名を組み合わせて区切り文字のコロン(:)で結合した形式の名称(例:佐藤大輔:09012345678:iPhone)がJP1/IT Desktop Management 2の操作画面のホスト名、コンピュータ名または機器名称として表示されるようになります。
- 注※4
-
デフォルト値から時間を変更する場合は、各処理が重なることで管理用サーバの負荷が高くなることを避けるため、各設定値をデフォルトから同じ時間ずらした値を設定してください。 例えば、8時間ずらす場合は、デフォルト23:00に実行されている機能を07:00に、デフォルト00:00に実行されている機能を08:00に設定します。
コンフィグレーションファイルの設定例を次に示します。
# # コンフィグレーションファイル # # 変更履歴を取得する時間 ChangeHistory_GetTime=00:00
コンフィグレーションファイルの設定は、JP1/IT Desktop Management 2のサービスの再起動後に適用されます。