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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.5.4 操作ログのデータベースに必要なディスク容量の目安

操作ログをデータベースに自動取り込みする場合に必要なディスク容量の目安は、次の式で算出します。

すべての操作ログを取得する設定の場合

管理対象のコンピュータの台数(台)×自動取り込みされる操作ログの格納期間(日)×1.52(メガバイト)= 自動取り込みで必要なディスク容量(メガバイト)

注※ 自動取り込みされる操作ログの格納期間の上限は、300日です。

ただし、自動取り込みで必要なディスク容量が、「自動取り込みされる操作ログの格納期間(日)×1.5(ギガバイト)」に満たない場合には、「自動取り込みされる操作ログの格納期間(日)×1.5(ギガバイト)」をディスク容量の目安としてください。

秘文ログを取り込む場合、取り込む秘文ログの種類や環境によって必要なディスク容量が異なります。このため、1週間から1か月程度運用し、次の式で1日あたりのディスク使用量を求め、安全係数(1.5倍程度)を掛けて算出してください。

自動取り込みされる操作ログの格納期間(日)×1日あたりのディスク使用量(メガバイト)×安全係数 = 自動取り込みで必要なディスク容量(メガバイト)

自動取り込みされる操作ログの件数が1億件と3億件の場合に必要なディスク容量の目安を次に示します。

1億件の場合

54.7ギガバイト

3億件の場合

161.0ギガバイト

自動取り込みされる操作ログの件数が1億件と3億件の場合、操作ログを次の期間データベースに格納できます。

管理対象のコンピュータの台数(台)

格納できる日数の目安

1億件(ディスク容量54.7ギガバイト)の場合

3億件(ディスク容量164.0ギガバイト)の場合

500

4か月

1年

1,000

2か月

6か月

2,000

1か月

3か月

5,000

2週間

1か月

10,000

1週間

3週間

30,000

3日

1週間

注 20営業日/月で計算しています。

操作ログをデータベースに手動取り込みする場合に必要なディスク容量の目安は、次の式で算出します。

すべての操作ログを取得する設定の場合

取り込むコンピュータの台数(台)×1日に取り込む操作ログの日数(日)×1.52(メガバイト)

計算結果が「1日に取り込む操作ログの日数(日)×1.5(ギガバイト)」に満たない場合には、「1日に取り込む操作ログの日数(日)×1.5(ギガバイト)」をディスク容量の目安としてください。

秘文ログを手動取り込みする場合、自動取り込みで必要なディスク容量の算出時に求めた「1日あたりのディスク使用量(メガバイト)×1日に取り込む操作ログの日数(日)」をディスク容量の目安としてください。

200台のコンピュータの操作ログを3か月分、手動取り込みする場合

手動取り込みされる操作ログのディスク容量の目安は次の式になります。

90日×1.5(ギガバイト)=135(ギガバイト)

200台のコンピュータの半年分(180日)の操作ログを1日の間に手動取り込みする場合、手動取り込みされる操作ログのディスク容量の目安は次の式になります。

180日×1.5(ギガバイト)= 270(ギガバイト)

自動取り込み日数を30日とすると、セットアップの操作ログ設定の格納最大日数は210日を設定します。

重要

管理画面から操作ログを削除しても操作ログのデータベースのサイズは縮小されません。操作ログの取り込みと削除を行う場合は、削除分を差し引かず、取り込み分をディスク容量の目安としてください。操作ログのデータベースの詳細については、「2.10.2 管理用サーバでの操作ログの管理」を参照してください。

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