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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.3.5 操作ログ取得の前提条件

操作ログを取得するには、操作ログを取得したいコンピュータにエージェントが導入されている必要があります。

操作ログは、種類ごとに取得のための前提条件が異なります。操作ログの種類ごとの前提条件を次の表に示します。

取得する操作ログの種類

前提条件

コンピュータの操作

コンピュータの起動および停止

OSへのログオンおよびログオフ

プログラムの起動および終了

操作ログを取得するプログラムは、ファイル名とフォルダ名を合わせた文字列の長さが260文字未満になっている必要があります。

ファイルおよびフォルダの操作

コンピュータ内のファイルおよびフォルダの操作

Web上へのアップロードおよびダウンロード

操作ログの取得対象となるWebブラウザを次に示します。

  • Internet Explorer 9、10、11※1

  • WebブラウザにInternet Explorer 10、11を使用している場合、[インターネットオプション]の[詳細設定]タブの[サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする]がチェックされている必要があります。なお、Windows Server 2012およびWindows Server 2008 R2にインストールされたInternet Explorerでは、デフォルトで[サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする]がチェックされていません。

  • WebブラウザにInternet Explorer 10、11を使用している場合、[ツール]−[アドオンの管理]を選択すると表示される[ツールバーと拡張機能]で、「JP1/IT Desktop Management 2 FUO」と表示されるアドオンが有効になっている必要があります。

メールの送受信

操作ログの取得対象となるメーラーを次に示します。

  • Microsoft Outlook 2002、2003、2007、2010、2013、2016、2019

  • Windows Live メール 2009、2011、2012

メールに添付されているファイルの保存

ファイル送受信

操作ログの取得対象となるWebブラウザを次に示します。

  • Internet Explorer 9、10、11※1

印刷操作

各プリンタのプロパティで、すべてのログオンユーザーに[印刷]と[ドキュメントの管理]が許可されている※2

Webアクセス

  • 操作ログの取得対象となるWebブラウザを次に示します。

    • Internet Explorer 9、10、11※1

  • [インターネットオプション]の[詳細設定]タブの[サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする]がチェックされている必要があります。なお、Windows Server 2012およびWindows Server 2008 R2にインストールされたInternet Explorerでは、デフォルトで[サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする]がチェックされていません。

  • 利用者のコンピュータに追加されるWebアクセス監視用のアドオンが有効になっている必要があります。

  • [ツール]−[アドオンの管理]を選択すると表示される[ツールバーと拡張機能]で、「JP1/IT Desktop Management 2 BHO」と表示されるアドオンが有効になっている必要があります。

デバイスの接続および切断

ウィンドウ操作

(凡例)−:特になし

注※1 デスクトップ用Internet Explorerの場合、かつ拡張保護モードを無効にしている場合にだけ、Webアップロード、Webダウンロード、ファイル受信およびWebアクセスの操作ログを取得できます。

注※2 ネットワーク共有プリンタの場合、以下の前提条件が追加されます。

重要

UNIXエージェントおよびMacエージェントは操作ログ取得の対象外です。