2.8.11 ネットワーク制御リストが更新されるタイミング
ネットワーク制御リストが更新されるタイミングを次の表に示します。
項番 |
更新のタイミング |
具体例 |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
ネットワークモニタによる機器の接続検知 |
ネットワークモニタ機能でネットワークを監視し、機器の接続が検知される。 |
機器をネットワークに接続したあとすぐに切断するなどの操作をした場合、接続を検知してもIPアドレスやMACアドレスなどの情報を取得できないため、ネットワーク制御リストに情報を追加できないことがあります。 |
2 |
機器の探索による接続機器の発見 |
機器の探索で、ネットワークに接続している機器が発見される。 |
− |
3 |
管理対象機器の追加・削除 |
|
|
4 |
ネットワーク接続デバイス(NIC)などの変更 |
|
管理対象の機器から機器情報を収集できる状態で、ネットワーク接続デバイス(NICなど)の構成・設定に変更がある場合、その変更内容をネットワーク制御リストへ反映します。 |
5 |
手入力でのネットワーク接続可否の設定 |
|
設定した内容がネットワーク制御リストの[ネットワークへの接続]の設定 (許可する/しない)へ反映されます。 |
6 |
セキュリティ判定によるネットワーク接続の自動制御 |
セキュリティ画面の[セキュリティポリシー]−[セキュリティポリシー一覧]画面で任意に選択したセキュリティポリシーの[セキュリティポリシーの編集]画面で、[アクション項目]−[ネットワーク接続制御]の設定が有効、かつ[接続制御の対象とする危険レベル]が設定されているセキュリティポリシーが割り当たっている機器に対するネットワーク制御が実行される。 |
セキュリティポリシーの設定によっては、自動的にネットワークへの接続可否を設定します。その自動設定の内容が、ネットワーク制御リストの[ネットワークへの接続]の設定(許可する/しない)へ反映されます。 |
7 |
ハードウェア資産の新規登録・変更・滅却 |
|
|
8 |
ネットワーク制御リストの手入手による追加・変更・削除 |
設定画面の[ネットワーク制御]−[ネットワーク制御リストの設定]画面で、手入力でデータ追加・変更・削除を実行する。 |
機器やハードウェア資産と関連づいたネットワーク制御リストのデータは、機器、ハードウェア資産、ネットワーク制御リストのどれかに対する最後の変更内容(自動・手入力の両方を含む)を反映します。このため、自動的に変更されるケースに注意してください。 |
9 |
配下の管理用中継サーバからの機器情報の通知 |
複数サーバ構成の場合に、配下の管理用中継サーバが追加・変更・削除した機器情報に基づいて、ネットワーク制御リストを自動更新する。 |
複数サーバ構成の場合、かつ設定画面の[ネットワーク制御]−[ネットワーク制御リストの設定]画面で、配下の管理用中継サーバが管理している機器を自動更新の対象としている必要があります。 |
10 |
CSVファイルからのネットワーク接続可否の情報のインポート |
設定画面の[ネットワーク制御]−[ネットワーク制御リストの設定]画面の[操作メニュー]から、CSVファイルをインポートする。 |
− |
11 |
ネットワーク制御コマンド(jdnrnetctrlコマンド)の実行 |
ネットワーク制御コマンド(jdnrnetctrlコマンド)を実行する。 |
− |
(凡例)−:該当なし
- 重要
-
管理用サーバの負荷が高い状態のときは、ネットワーク制御リストが更新されてからリストの内容が実際に反映されるまで時間が掛かることがあります。