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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.5.1 データベースの概要

JP1/IT Desktop Management 2のデータベースフォルダおよびデータ保管用のフォルダは、データの種類に応じて複数のフォルダに分かれています。

各フォルダの作成先は、管理用サーバのセットアップで設定できます。

各フォルダの詳細について、次の表に示します。

フォルダの種類

説明

作成有無

データベースフォルダ

機器情報、資産情報、セキュリティポリシー、イベント、レポートなどの管理情報が保管されるデータベース領域が作成されます。

○ 

データフォルダ

登録済みのエージェント、配布機能で作成したパッケージなどのデータが保管されるフォルダです。

○ 

ローカルデータフォルダ

運用中に管理用サーバの一時フォルダとして使用されるフォルダです。

○ 

操作ログの保管先フォルダ

操作ログのデータを保存するためのフォルダです。操作画面から操作ログを取り込むことで、ここに格納されているデータを「操作ログのデータベースフォルダ」に格納して、過去の操作ログを参照できます。

△ 

操作ログのデータベースフォルダ

コンピュータから収集された操作ログを参照するための、操作ログを格納するデータベース領域です。自動取り込みされた操作ログと手動取り込みされた操作ログが格納されます。

△ 

変更履歴の出力先フォルダ

保存用の変更履歴を定期的に出力する先のフォルダです。

△ 

データベース退避フォルダ

データベースフォルダを変更するときに一時退避するためのフォルダです。通常運用では使用しません。

○ 

(凡例)○:必ず作成される △:設定に応じて作成される

ヒント

各フォルダは、管理用サーバのOSがローカルドライブと認識したディスクだけ指定できます。ただし、操作ログの保管先フォルダは、ネットワークフォルダも指定できます。そのため、操作ログの保管先フォルダは容量の大きいストレージを利用し、そのほかのフォルダは管理用サーバのハードディスクを利用する運用をお勧めします。ただし、リムーバブルディスクと認識される記憶装置は指定できません。