4.4.5 エージェントレス構成
管理対象となるコンピュータにエージェントを導入して管理するだけでなく、エージェントを導入しないでコンピュータを管理することもできます。エージェントレスのコンピュータを配置した構成をエージェントレス構成といいます。エージェントレス構成を次の図に示します。
この図のシステム構成では、エージェントレスのコンピュータだけで構成されていますが、エージェントレスのコンピュータとエージェント導入済みのコンピュータが混在した構成にすることもできます。
エージェントレス構成の前提条件について説明します。
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管理用サーバから探索機能で直接参照できるコンピュータが対象になります。探索機能とは、指定されたネットワークに接続されている管理対象となる機器を検索する機能です。
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次のどちらかの認証をできるようにします。
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管理対象コンピュータのOSで管理共有を設定し、OSのログオンアカウントを、JP1/IT Desktop Management 2が認証できるようにする。
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管理対象コンピュータをSNMPで認証できるようにする。
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エージェントレスのコンピュータを管理するための前提条件については、「4.2.8 エージェントレスで管理するための前提条件」を参照してください。
- 重要
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エージェントレスのコンピュータの場合、エージェントを導入したコンピュータと比較して、機能差異があります。機能差異については、「(1) 管理形態による機能差異」を参照してください。