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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.12 リモートインストールマネージャを使用したソフトウェアおよびファイルの配布

JP1/IT Desktop Management 2では、管理用サーバから利用者のコンピュータへ、ネットワークを経由してソフトウェアおよびファイルを一括で配布できます。ここでは、リモートインストールマネージャを使用してソフトウェアを配布する流れを説明します。詳細や操作手順については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」を参照してください。

重要

API管理機器にはリモートインストールマネージャを使用したソフトウェアおよびファイルの配布ができません。

ソフトウェアを配布する流れを次に示します。

  1. 配布したいソフトウェアを登録(パッケージング)する

    [図データ]

    利用者のコンピュータに配布したいソフトウェアを、管理用サーバに登録(パッケージング)します。ソフトウェアをパッケージングするには、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのコンポーネントのパッケージャを使用します。パッケージング時に、配布するソフトウェアのインストール条件を指定できます。パッケージングしたソフトウェアの単位を、パッケージと呼びます。

  2. ジョブを実行してパッケージを配布(リモートインストール)する

    [図データ]

    リモートインストールマネージャで、配布先のコンピュータや配布のスケジュールなどを設定したジョブを作成して実行します。例えば、図のようにジョブを作成して実行すると、2014年9月1日になった時点で、経理部のコンピュータだけに一斉にパッケージが配布されます。

  3. 配布の実行状況および実行結果を確認する

    [図データ]

    配布の実行状況および実行結果を、リモートインストールマネージャの[ジョブ実行状況]ウィンドウで確認します。配布に失敗したコンピュータがある場合は、実行結果に応じて対処して、ジョブを再実行します。

システム管理者が利用者のコンピュータに配布するだけではなく、利用者自身がソフトウェアを選択してインストールする方法もあります。

ヒント

リモートインストールマネージャを使用すると、2ギガバイトを超えるファイルを配布できます。詳細は、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の「2ギガバイトを超えるファイルを配布する」を参照してください。

ヒント

リモートインストールマネージャで、Windowsの更新プログラムおよびWindows 10のFeature Updateをパッケージングして配布することもできます。詳細は、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の「更新プログラムを管理する」を参照してください。

〈この節の構成〉