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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.11.5 資産情報の関連づけ

複数の資産情報を関連づけて管理できます。資産同士を関連づけることで、例えば、各コンピュータに接続されている周辺機器を把握したり、ソフトウェアライセンスのサポート契約に掛かっている費用を把握したりできます。

ハードウェア資産情報の関連づけ

複数のハードウェア資産情報を関連づけて管理できます。複数の機器をまとめて管理できます。

複数のハードウェア資産情報を関連づけた場合の例を次に示します。

[図データ]

ヒント

ハードウェア資産の関連づけを変更する場合は、インフォメーションエリア下部のタブにある[変更]ボタンでできます。[操作]メニューからの変更は、複数の資産を変更する場合に使用します。

ヒント

ioutils importassetassocコマンドでも複数のハードウェア資産情報の関連づけができます。

ソフトウェアライセンス情報、管理ソフトウェア情報の関連づけ

ソフトウェアライセンスの利用状況を管理する場合、ソフトウェアライセンス情報と管理ソフトウェア情報を関連づけて管理できます。

管理ソフトウェア情報を、機器から収集したインストールソフトウェア情報と関連づけることで、管理ソフトウェアのライセンス消費数を把握できます。また、管理ソフトウェア情報は、複数のインストールソフトウェア情報を関連づけることもできます。これによって、ボリュームライセンスやバージョンが異なるソフトウェアライセンスを、管理ソフトウェア単位にまとめて管理できます。

ソフトウェアライセンス情報には、ソフトウェアライセンスを割り当てる機器を関連づけられます。これによって、管理ソフトウェア情報で集計されたインストールの実態と比較して、ソフトウェアライセンスが割り当てどおりに利用されているかを把握できるようになります。

ソフトウェアライセンスを機器に割り当てて利用状況を管理する場合の例を次に示します。

[図データ]

ヒント

ioutils importassetassocコマンドでもソフトウェアライセンス情報と管理ソフトウェア情報の関連づけができます。

契約情報の関連づけ

契約情報をハードウェア資産情報またはソフトウェアライセンス情報に関連づけて管理できます。例えば、コンピュータのハードウェア資産情報に対して保守契約の契約情報を関連づけて管理しておけば、コンピュータが故障したときに対応する保守契約の情報を素早く把握して、対処できます。

また、契約情報に費用を設定しておくと、ハードウェア資産やソフトウェアライセンスに掛かる費用を把握できます。

ハードウェア資産情報およびソフトウェアライセンス情報に契約情報を関連づけた場合の例を次に示します。

[図データ]

ハードウェア資産情報の場合は、契約形態に合わせて、契約情報とハードウェア資産情報をN対Nで関連づけられます。

ソフトウェアライセンス情報の場合は、ソフトウェアライセンスごとに契約を管理するため、契約情報とソフトウェアライセンス情報を1対Nで関連づけます。

ヒント

契約情報とハードウェア資産情報またはソフトウェアライセンス情報を関連づける場合、[契約の追加]画面または[契約情報の編集]画面の[契約対象]で指定します。

ヒント

ioutils importassetassocコマンドでも契約情報とハードウェア資産情報またはソフトウェアライセンス情報の関連づけができます。