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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


naaagt

〈このページの構成〉

形式

naaagt  [-aperror][-apwarn][-aptrace][-apverbose][-apall][-help]
        [-port ポート番号][-readcomm コミュニティ名]
        [-timeout タイムアウト時間]
        [-writecomm コミュニティ名]
        [-hexdump][-vbdump][-n]
        [-v1 | -v2c]

機能

ネイティブエージェントアダプター機能を提供します。

格納場所

引数

-aperror

エラーログを出力します。

-apwarn

エラーおよび警告ログを出力します。

-aptrace

トレースログを出力します。

-apverbose

冗長ログを出力します。

-apall

すべてのログを出力します。

-help

コマンドシンタクスを表示します。

-port ポート番号

ネイティブエージェントと接続するためのUDPポート番号を変更します。指定するポート番号は宛先ポート番号です。省略すると8161が仮定されます。

-readcomm コミュニティ名

naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してGETリクエストを送信するときに使用するコミュニティ名を変更します。省略するとpublicが仮定されます。

GETリクエストで使用するコミュニティ名を指定する場合の注意事項を次に示します。

  • readcommタグとコミュニティ名の間には半角スペースを1文字挿入してください。

  • コミュニティ名の最大長は60文字です。

  • naa.cnf定義ファイル内でreadcommタグは1個だけ指定してください。

  • readcommタグを使用する場合,naaagtプロセスの-readcommオプションは指定しないでください。

-timeout タイムアウト時間

naaagtプロセスがネイティブエージェントからのGETレスポンスを待つタイムアウト時間を変更します。タイムアウト時間は秒単位で指定します。省略すると4秒が仮定されます。

-writecomm コミュニティ名

naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSETリクエストを送信するときに使用するコミュニティ名を変更します。省略するとpublicが仮定されます。

SETリクエストで使用するコミュニティ名を指定する場合の注意事項を次に示します。

  • writecommタグとコミュニティ名の間には半角スペースを1文字挿入してください。

  • コミュニティ名の最大長は60文字です。

  • naa.cnf定義ファイル内でwritecommタグは1個だけ指定してください。

  • writecommタグを使用する場合,naaagtプロセスの-writecommオプションは指定しないでください。

-hexdump

naaagtプロセスが送受信するSNMPパケットの内容を16進数ダンプで標準出力に表示します。

-vbdump

naaagtプロセスが送受信するSNMPパケットのVarBindリストの内容を標準出力に表示します。

-n

naaagtプロセスをデーモン化しません。

-v1

naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSNMPリクエストを送信する場合,SNMPv1プロトコルを使用します。v1および-v2cともに指定されていない場合もSNMPv1プロトコルを使用します。

-v2c

naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSNMPリクエストを送信する場合,SNMPv2cプロトコルを使用します。

外部の影響

環境変数

次の環境変数をSnmpNaaファイルで指定します。

SR_SNMP_TEST_PORT

マスターエージェントのSNMP受信ポートを設定します。サブエージェントでこの環境変数が指定された場合は,マスターエージェントと接続する際のデータとして使用します。そのため,マスターエージェントに指定したポート番号と同じ値にしなければなりません。この環境変数が指定されていない場合は,/etc/servicesファイルのsnmp行の値を使用します。通常は指定する必要はありません。マスターエージェントのSNMP受信ポートを変更する場合には指定する必要があります。