Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


2.9.4 ネイティブエージェントとの通信プロトコルの変更

ネイティブエージェントとの通信プロトコルとしてSNMPv2cを使用する場合,次の手順でSNMPv1からSNMPv2cに変更します。また,通信プロトコルの指定をSNMPv2cからSNMPv1に戻すこともできます。

操作手順

  1. SNMPエージェントが起動している場合,/opt/CM2/ESA/bin/snmpstopコマンドをスーパーユーザーで実行する。

  2. 環境変数定義ファイルSnmpNaaの起動オプションのSNMP_NAA_OPTIONS環境変数で指定する。

    • SNMPv1に変更する場合は,-v1オプションを指定,または省略する。

    • SNMPv2cに変更する場合は,-v2cオプションを指定する。

  3. /opt/CM2/ESA/bin/snmpstartコマンドをスーパーユーザーで実行する。

環境変数定義ファイルSnmpNaaの起動オプションの指定方法の例を次に示します。SNMP_NAA_OPTIONS環境変数として,-v2cオプションを使用する場合の例になります。

Solaris,AIXの場合
  • SNMP_NAA_OPTIONS環境変数での初期値

     SNMP_NAA_OPTIONS="-aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump"

     export SNMP_NAA_OPTIONS

  • SNMP_NAA_OPTIONS環境変数で-v2cオプションを指定した例

     SNMP_NAA_OPTIONS="-v2c -aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump"

     export SNMP_NAA_OPTIONS

Linuxの場合
  • SNMP_NAA_OPTIONS環境変数での初期値

     SNMP_NAA_OPTIONS="-aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump "$SNMP_NAA_OPTIONS

     export SNMP_NAA_OPTIONS

  • SNMP_NAA_OPTIONS環境変数で-v2cオプションを指定した例

    -vbdumpとダブルクォート(")の間のスペースは削除しないでください。

     SNMP_NAA_OPTIONS="-v2c -aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump "$SNMP_NAA_OPTIONS

     export SNMP_NAA_OPTIONS