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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


2.6 動作ロケールの設定

SNMPエージェントは,内部的にLANG環境変数にCを設定して動作します。そのため,システムの言語環境の設定でLANG環境変数より上位のロケール環境変数にC以外を設定する場合は,SNMPエージェントの動作ロケールを設定して使用してください。なお,11-00以降を新規インストールする場合は,デフォルトで設定されていますので,設定は不要です。

設定手順を次に示します。

操作手順

  1. Extensible SNMP Agentを停止する。

    /opt/CM2/ESA/bin/snmpstopを実行します。

  2. /etc/SnmpAgent.d/esalocale.confファイルを次のように編集する。

    <変更前>

    #LC_ALL=C
    #export LC_ALL
    LANG=C
    export LANG

    <変更後>

    LC_ALL=C
    export LC_ALL
    LANG=C
    export LANG
  3. この製品を09-00-01以前のバージョンから上書きインストールをして使用する場合だけ次の作業を実施する。

    環境変数定義ファイル(/opt/CM2/ESA/optディレクトリ配下のSnmpで始まるファイル)の先頭に,次の1行を追加してください。

    なお,すでに追加されている場合は,次の手順4.に進んでください。

    <ファイルの先頭に追加する内容>

    . /etc/SnmpAgent.d/esalocale.conf
    重要

    追加する1行の最初にあるドットとドットのあとの半角スペースを必ず記載してください。

  4. Extensible SNMP Agentを起動する。

    /opt/CM2/ESA/bin/snmpstartを実行します。

    重要

    システムの言語環境の設定でLANG環境変数より上位のロケール環境変数をC以外に設定している場合で,かつ,SNMPエージェントの動作ロケールを設定していない場合は,SNMPエージェントの動作が不正(MIB値が取得できないなど)になることがあります。