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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


2.3.4 IPv6トラップ宛先の設定(09-00以前のバージョンから上書きインストールする場合)

SNMPエージェントを09-00以前のバージョンから上書きインストールする場合,SNMPエージェントが発行するSNMPトラップをIPv6通信で発行するためには,上書きインストール後に,次の手順で構成定義ファイルsnmpd.cnfを編集してください。

操作手順

  1. 構成定義ファイルsnmpd.cnfを任意の場所へ退避する。

  2. インストール用バックアップファイルの構成定義ファイルsnmpd.cnfを構成定義ファイルのパス(/etc/srconf/agt)へコピーする。

  3. 手順1.で退避した構成定義ファイルsnmpd.cnfと手順2.でコピーした構成定義ファイルsnmpd.cnfを比較して差異がある場合,退避した構成定義ファイルsnmpd.cnfの設定内容をコピーした構成定義ファイルsnmpd.cnfに設定する。

  4. IPv6トラップ宛先を設定する。

  5. snmpstartコマンドでSNMPエージェントを起動する。

    SolarisおよびAIXの場合でネイティブエージェントを停止したくない場合は,snmpstartコマンドを-nオプションで実行してください。

なお,構成定義ファイルsnmpd.cnfへのパス,インストール用バックアップファイルの構成定義ファイルsnmpd.cnfへのパスについては,「付録A SNMPエージェントのファイルの一覧」を参照してください。

IPv6トラップ宛先の設定の詳細については,「2.8 IPv6の設定」を参照してください。