8.1.1 JP1/IMを使った監視の概要
JP1/IMと連携することで,SSOのリソースのしきい値監視状態およびアプリケーション状態を,JP1/IMで把握できるようになります。JP1/IMでの監視には,SSOの発行するイベント(インシデント)が利用されます。
SSOのJP1/IM連携には,次に示す3種類があり,監視運用に合わせて選択できます。
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JP1イベント連携
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セントラルスコープ連携
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インテリジェント統合管理基盤連携
以降に,それぞれの連携について説明します。
(1) JP1イベント連携
SSOが発行するイベント(NNMiへのインシデントイベント)はJP1イベント化することで※,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面に表示されます。イベントコンソールに表示されたJP1イベントからSSOの画面を表示し,事象の確認ができます。
- 注※
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JP1/IM - EG for NNMiを使用するか,またはSSOのインシデント定義にJP1/BaseのjevsendコマンドでJP1イベント化するアクションを設定します。JP1/IM - EG for NNMiについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i」を参照してください。jevsendコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。また,インシデントへのアクションの設定方法についての詳細は,NNMiコンソールのヘルプを参照してください。
(2) セントラルスコープ連携
セントラルスコープでSSOの監視対象を監視ツリーに構成することで,目的指向型のシステム監視ができます。JP1/IMでは,監視対象を監視オブジェクトと呼びます。
監視オブジェクトの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」を参照してください。
なお,JP1イベント連携だけを行う場合は,エージェントホストにJP1/Baseは不要です。JP1/IM - EG for NNMiについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i」を参照してください。
(3) インテリジェント統合管理基盤連携
バージョン12-10以降のインテリジェント統合管理基盤と連携することで,SSOが監視しているリソース収集やプロセス・サービス監視の情報を,統合オペレーション・ビューアーに表示できます。統合オペレーション・ビューアーからは次のことができます。
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監視サーバの監視状況の確認
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SSOが発行したイベントのJP1イベント連携による確認
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各監視マネージャが監視している監視サーバの確認
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SSOの関連ノードからSSOコンソールを表示
(a) 登録する情報種別
SSOの監視マネージャや監視サーバは,オブジェクトルートノード種別または関連情報でJP1/IMに登録します。
■ オブジェクトルートノード種別
SSOが登録するオブジェクトルートノード種別を,次に示します。種別の名称にはSSOのホスト名を使用します。
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オブジェクトルートノード種別:HOST(通常ホスト)
次のどれかの種別を登録します。
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監視マネージャ
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リソース収集対象のうちエージェント種別が「TO」以外の監視サーバ
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プロセス・サービス監視対象の監視サーバ
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オブジェクトルートノード種別:NETWORKDEVICE(ネットワーク機器)
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リソース収集対象のうちエージェント種別が「TO」の監視サーバ
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オブジェクトルートノード種別の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」を参照してください。
■ 関連情報
SSOは,監視マネージャごとに監視対象としている監視サーバとの接続を,関連情報として登録します。関連情報のTypeは「monitoringConfiguration」です。