7.3.20 TCPエージェント定義ファイル(ssotcpagent.conf)
TCPエージェント定義ファイルには,TCPヘルスチェック機能の対象とするAPMを指定します。
(1) 書式
TCPエージェント定義ファイルには,エージェントごとの定義を1行で指定します。各項目の間は「:(コロン)」で区切ってください。TCPエージェント定義ファイル作成上の注意事項を次に示します。
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指定されたエージェントのAPMのバージョンが08-00以降である場合にだけ,TCPヘルスチェック機能が適用されます。そのほかのエージェントに対しては,従来どおりSNMP(UDP)プロトコルを用いた方式が適用されます。
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TCPエージェント定義ファイルが $SSO_CONFディレクトリに存在しない場合は,すべてのエージェントに対して従来どおりSNMP(UDP)プロトコルを用いた方式が適用されます。
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ファイル内に同一エージェントに対する定義がある場合,先に記述されている定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。したがって,対象エージェントのIPアドレスに「*.*.*.*」を指定した定義が先頭にある場合,先頭行の定義がすべてのエージェントに適用されます。
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この定義ファイルの更新を有効とするためには,ssoapmonデーモンプロセスの再起動,またはssoapcom -rコマンドを実行してください。
(2) 定義内容
項目 |
値 |
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IPアドレス |
監視対象エージェントのIPアドレスを,「n.n.n.n」の形式で指定します。nには,0〜255の値,または「*(アスタリスク),?(疑問符)」のワイルドカードを指定できます。 |
ポート番号 《20307》((1〜65535)) |
監視対象エージェントに対してヘルスチェックを行う場合のポート番号を指定します。このポート番号は,監視対象エージェント側のTCPサービス定義ファイルのLISTENPORTキー値に合わせてください。TCPサービス定義ファイルについては「7.4.8 TCPサービス定義ファイル(apmtcpserv.conf)」を参照してください。 |
応答監視時間 《50》((10〜36000)) |
監視対象エージェントに対してヘルスチェックを行った場合の応答監視時間を,1/10秒単位で指定します。 |
リトライ回数 《1》((0〜99)) |
監視対象エージェントに対するヘルスチェックに失敗した場合のリトライ回数を指定します。 |
(3) 定義例
TCPエージェント定義ファイルの定義例を次に示します。