Hitachi

JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


付録O.2 動作ログの出力形式

動作ログの出力形式,出力先,および動作ログに出力される内容について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 動作ログの出力形式

動作ログの出力形式は,ヘッダ情報,共通出力項目,および固有出力項目から構成されます。動作ログの出力形式を次に示します。

[図データ]

(2) 動作ログの出力先

動作ログの出力先パス(ディレクトリおよび動作ログファイル名)は,次のとおりです。

Windowsの場合
SSOのインストールフォルダ\auditlog\ssoaudit.log
SSOのインストールフォルダ\auditlog\ssoaudit1.log(1世代目のバックアップ)
SSOのインストールフォルダ\auditlog\ssoaudit2.log(2世代目のバックアップ)
Linuxの場合
/var/opt/CM2/SSO/auditlog/ssoaudit.log
/var/opt/CM2/SSO/auditlog/ssoaudit1.log(1世代目のバックアップ)
/var/opt/CM2/SSO/auditlog/ssoaudit2.log(2世代目のバックアップ)

(3) 出力項目

出力項目は,共通出力項目と固有出力項目の2種類あります。それぞれについて説明します。

(a) 共通出力項目

共通出力項目の内容を,次の表に示します。

表O‒2 動作ログの共通出力項目

項番

出力項目

内容

値のサイズ

(バイト)

項目名

出力される属性名

1

共通仕様識別子

「CALFHM」

動作ログのフォーマットであることを示す識別子です。

6

2

共通仕様リビジョン番号

X.X

動作ログを管理するためのリビジョン番号です。

3

3

通番

seqnum

通番

動作ログの通し番号です。

1〜10

4

メッセージID

msgid

KDNBnnnn-X

製品ごとのメッセージIDです。

10

5

日付・時刻

date

YYYY-MM-DDThh:mm:ss.tttTZD※1

動作ログの取得日時およびタイムゾーンです。

24または29

6

発生プログラム名

progid

JP1Cm2SSO

事象が発生したプログラム名です。

9

7

発生コンポーネント名

compid

  • ssospmd

  • ssocolmng

  • ssoapmon

  • ssoconsoled

  • ssostart

  • ssostop

  • ssobackup

  • ssorestore

  • ssoauth

  • ssonnmsetup

事象が発生したコンポーネント名です。

5〜11

8

発生プロセスID

pid

プロセスID

事象が発生を検出したプロセスのIDです。

1〜10

9

発生場所

ocp:host

ホスト名

事象が発生したホスト名です。

1〜255

10

事象の種別

ctgry

表O-1の事象の種別

動作ログに出力される事象を分類するための識別子です。

7〜19

11

事象の結果

result※2

  • Success(成功)

  • Failure(失敗)

  • Occurrence(成功または失敗の分類がない事象の発生)

発生した事象の結果です。

7〜10

12

事象を発生させたユーザID

subj:uid

ユーザID

事象を発生させたユーザの情報です。

1〜256

注※1

YYYYは年,MMは月,DDは日,hhは時間,mmは分,ssは秒,tttはミリ秒です。

Tは日付と時刻の区切りです。

ZDはタイムゾーン指定子です。次のどれかが出力されます。

+hh:mm:UTC(協定世界時)からhh:mmだけ進んでいることを示します。

-hh:mm:UTC(協定世界時)からhh:mmだけ遅れていることを示します。

Z:UTC(協定世界時)と同じであることを示します。

注※2

動作ログ定義ファイルの出力レベル(auditlog-level)との対応を次に示します。

  • Success:出力レベルをI,W,またはEに設定したときに出力されます。

  • Failure:出力レベルをEに設定したときに出力されます。

  • Occurrence:出力レベルをI,W,またはEに設定したときに出力されます。

(b) 固有出力項目

固有出力項目の内容を,次の表に示します。

表O‒3 動作ログファイルの固有出力項目

項番

固有出力項目

値のサイズ

(バイト)

項目名

意味

1

obj

  • 事象の対象。

  • 起動コマンドまたは停止コマンド実行時に指定したデーモンプロセス名。指定しなかった場合は出力されません。

  • 縮退または一時停止から回復する際のデーモンプロセス名。

  • バックアップによって中断されるデーモンプロセス名。

次に示すデーモンプロセス名

  • ssospmd

  • ssocolmng

  • ssocollectd

  • ssoapmon

  • ssorptd

  • ssoconsoled

  • ssotrapd

5〜11

2

op

  • 事象発生となった動作情報または操作情報。

  • SSO認証ユーザの追加および削除。

  • NNM連携定義の追加および削除。

  • データベース削除のインタフェース。

  • conf

  • db

  • all

  • add

  • delete

  • ssodbdel

  • GUI

3〜11

3

auth

  • ユーザ認証情報。

  • SSO認証ユーザの追加または削除に指定したユーザ名。

  • SSOコンソールへのログインユーザ名およびログアウトユーザ名。

ユーザ名

1〜31

4

agent:host

  • リモートコマンド実行先サーバ。

  • ヘルスチェック実行先サーバ。

  • リソース収集対象エージェント。

ホスト名またはIPアドレス

1〜255

5

msg

  • NNMi連携不可検知によるデーモンプロセスの状態。

  • バックアップ実行中のデーモンプロセスの中断状態。

  • SSOコンソールへのログインユーザ認証種別。

  • リソース収集間隔遅延情報。

  • NNMi連携情報(ノード情報)取得の接続先NNMi

  • DEGENERATING

  • SUSPENDING

  • PAUSING

  • jp1

  • sso

  • <rctgry="カテゴリ名", rgrp="グループ名", rsc="リソース名", rid="リソースID", setting-sec="遅延と判断する秒数", delay-sec="遅延した秒数">

  • "default"

    "イベント送信先のIPアドレス"

3〜154