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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


10.1 JP1製品のプロセスおよびサービス監視

SSOでは,JP1製品のプロセス監視情報およびサービス監視情報をテンプレートとして提供しています。テンプレートの格納先を次に示します。

テンプレートの格納先

$SSO_TEMPLATE

$SSO_TEMPLATEは汎用パス名です。

$SSO_TEMPLATEに格納されているテンプレートの一覧を次の表に示します。なお,テンプレートには,すべてのJP1製品の情報は登録されていません。実際に運用する際は,環境に合わせて編集してください。

表10‒1 JP1監視テンプレート一覧

種別

テンプレートファイル名

内容

プロセス監視

jp1proc9.def

JP1 Version 9製品のプロセス監視情報。

jp1proc10.def

JP1 Version 10製品のプロセス監視情報。

jp1proc11.def

JP1 Version 11製品のプロセス監視情報。

jp1proc12.def

JP1 Version 12製品のプロセス監視情報。

サービス監視

jp1serv9.def

JP1 Version 9製品のサービス監視情報。

jp1serv10.def

JP1 Version 10製品のサービス監視情報。

jp1serv11.def

JP1 Version 11製品のサービス監視情報。

jp1serv12.def

JP1 Version 12製品のサービス監視情報。

各テンプレートは,監視AP定義ファイルの形式です。SSOをインストールした初期の状態では,JP1 Version 12のプロセス監視情報(jp1proc12.def)が登録されています。

ただし,実際の監視対象システムでは,JP1 Version 11以前の製品などが混在している場合があります。このような場合は,監視対象システムに合わせて,テンプレートの監視情報を追加してください。

監視情報の追加には,ssopssetコマンドを使用します。JP1 Version 9のプロセス監視情報を追加する例を次に示します。

ssopsset -asn $SSO_TEMPLATE\jp1proc9.def

この例では,テンプレートファイルjp1proc9.defに記載されている,JP1 Version 9製品のプロセス監視情報をそのまま追加しています。

必要な監視情報だけを登録したい場合は,あらかじめテンプレートを任意の場所にコピーしたあと,コピーしたテンプレートを編集して使用してください。いったん,すべての情報を追加したあと,プロセス監視条件設定ウィンドウを使用して不要な情報を削除することもできます。

監視AP定義ファイルの詳細は「7.3.2 監視AP定義ファイル」,登録方法については「6. コマンド ssopsset」,汎用パス名については「付録M 汎用パス名」を参照してください。