Hitachi

JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


7.3.32 NNMアクションアドレス定義ファイル(ssonnmactaddr.conf)

監視マネージャが複数のネットワークに面し,それらのネットワーク間がルーティングされていない環境で,ssocolmng動作定義ファイルおよびssoapmon動作定義ファイルのchange-my-address:キーに設定したIPアドレスで監視マネージャと通信できない操作端末からNNMi連携機能(アクション連携)を使用する場合に,運用に応じて定義します。NNMi連携機能(アクション連携)の運用方法の詳細については「10.8 複数のネットワークに面している環境での運用」を参照してください。

この定義ファイルは,ssocolmngおよびssoapmonデーモンプロセス起動時に読み込まれます。そのため,設定内容を変更した場合,ssocolmngおよびssoapmonデーモンプロセスを再起動する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 書式

NNMアクションアドレス定義ファイルの書式を,次に示します。

[図データ]

(2) 定義内容

NNMアクションアドレス定義ファイルの定義内容を次に示します。

項目

説明

アクションノードIPアドレス

NNMi連携機能(アクション連携)を使用する監視マネージャノードおよび監視サーバノードのIPアドレスを指定します。

  • 監視マネージャノードの場合は,ssocolmng動作定義ファイルおよびssoapmon動作定義ファイルのchange-my-address:キーに設定したIPアドレスを指定します。

  • 監視サーバノードの場合は,SSOが監視で使用しているIPアドレスを指定します。

指定する形式はIPv4とIPv6とで異なります。

IPv4の場合は,IPアドレスを「n.n.n.n」の形式で指定します。nには0〜255の値またはワイルドカード「*(アスタリスク)」を指定できます。

IPv6の場合は,IPアドレスを「[x:x:x:x:x:x:x:x]」の形式で指定します。xには0〜FFFFの値またはワイルドカード「*(アスタリスク)」を指定できます。

監視マネージャIPアドレス

NNMi連携機能(アクション連携)を使用する操作端末から通信できる監視マネージャのIPアドレスを指定します。「n.n.n.n」の形式で指定します。

(3) 注意事項

NNMアクションアドレス定義ファイルの注意事項を次に示します。

(4) 定義例

定義例については「10.8 複数のネットワークに面している環境での運用」を参照してください。