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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


4.6.2 プロセス・サービス監視条件の設定・削除

プロセス監視条件設定ウィンドウで,プロセス・サービス監視条件を設定または削除する手順を説明します。コマンドで設定する場合は,ssopssetコマンドを使用してください。

〈この項の構成〉

(1) 監視サーバの設定

  1. [サーバ名]に監視サーバのホスト名またはIPアドレスを指定し,[追加]をクリックする。

    [監視サーバ一覧]に,指定したホスト名またはIPアドレスが追加されます。

(2) 監視間隔の設定

  1. 監視サーバ名を選択し,[オプション]−[監視サーバ]−[監視間隔設定...]を選択する。

    監視間隔設定ウィンドウが表示されます。

  2. 監視間隔を設定し,[OK]をクリックする。

    監視間隔設定ウィンドウが閉じます。

(3) 定期ヘルスチェック間隔の設定

  1. 監視サーバ名を選択し,[オプション]−[監視サーバ]−[ヘルスチェック間隔設定...]を選択する。

    ヘルスチェック間隔設定ウィンドウが表示されます。

  2. ヘルスチェック間隔を設定し,[OK]をクリックする。

    ヘルスチェック間隔設定ウィンドウが閉じます。

(4) 監視アプリケーションの登録

  1. [オプション]−[アプリケーション登録...]を選択する。

    アプリケーション登録ウィンドウが表示されます。

  2. 監視したいアプリケーションの情報を[アプリケーション名]および[付加情報]に入力し,[追加]をクリックする。

    監視したいアプリケーションが[アプリケーション一覧]に追加されます。

(5) 監視プロセスの登録(プロセス監視の場合)

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から監視プロセスを登録するアプリケーションを選択する。

    なお,すでに監視サービスを登録しているアプリケーションには登録できません。

  2. [監視対象]で,プロセスを選択する。

  3. [プロセス種別]でプロセスの種別を,[プロセス名]でプロセス名を指定し,[追加]をクリックする。

    監視したいプロセスが[プロセス一覧]に追加されます。

(6) 子プロセスの登録(プロセス監視の場合)

登録したプロセスに子プロセスがある場合は,子プロセスを登録することで,登録したプロセス(親プロセス)と子プロセスを関連づけて監視できます。

  1. アプリケーション登録ウィンドウで,子プロセスを登録するプロセス(親プロセス)を選択して,[子プロセス登録...]をクリックする。

    子プロセス登録ウィンドウが表示されます。

  2. [プロセス種別]で子プロセスの種別,[プロセス名]で子プロセス名を指定し,[追加]をクリックする。

    関連づけて監視したい子プロセスが[子プロセス一覧]に追加されます。

(7) しきい値の設定(プロセス監視の場合)

プロセス(親プロセス)のしきい値を設定する場合と,子プロセスのしきい値を設定する場合で設定手順が異なります。それぞれの手順を次に説明します。

(a) プロセス(親プロセス)のしきい値を設定する

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]でプロセスが動作するアプリケーション,および[プロセス一覧]でプロセスを選択する。

  2. [しきい値設定...]をクリックする。

    しきい値設定ウィンドウが表示されます。

  3. しきい値の下限および上限を設定して,[OK]をクリックする。

    しきい値設定ウィンドウが閉じます。

(b) 子プロセスのしきい値を設定する

  1. 子プロセス登録ウィンドウの[プロセス一覧]で親プロセス,および[子プロセス一覧]で子プロセスを選択する。

  2. [しきい値設定...]をクリックする。

    しきい値設定ウィンドウが表示されます。

  3. しきい値の下限および上限を設定して,[OK]をクリックする。

    しきい値設定ウィンドウが閉じます。

(8) 監視サービスの登録(サービス監視の場合)

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から監視サービスを登録するアプリケーションを選択する。

    なお,すでに監視プロセスを登録しているアプリケーションには登録できません。

  2. [監視対象]で,サービスを選択する。

  3. [サービス名]でサービス名を指定して,[追加]をクリックする。

    監視したいサービスが[サービス一覧]に追加されます。

(9) サービス状態の設定(サービス監視の場合)

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]からサービス状態を設定するアプリケーションを選択する。

  2. [サービス一覧]からサービス状態を設定するサービスを選択する。

  3. [マッピング設定...]をクリックする。

    マッピング設定ウィンドウが表示されます。

  4. サービス動作状態ごとに,サービス状態を正常または危険に設定し,[OK]をクリックする。

    マッピング設定ウィンドウが閉じます。

(10) コマンドの登録

監視しているアプリケーション,プロセス,子プロセスおよびサービスの状態が変化した場合に,監視サーバで実行するコマンド(リモートコマンド)を,あらかじめ登録しておくことができます。

(a) 監視アプリケーションへの登録

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,コマンドを登録するアプリケーションを選択する。

  2. [アプリケーション一覧]の右側にある[コマンド登録...]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが表示されます。

  3. コマンド名を指定し,[追加]をクリックする。

  4. [OK]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが閉じます。

(b) 監視プロセスまたは監視サービスへの登録

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,コマンドを登録するアプリケーションを選択する。

  2. [プロセス一覧]または[サービス一覧]から,コマンドを登録するプロセスまたはサービスを選択する。

  3. [プロセス一覧]または[サービス一覧]の右側にある[コマンド登録...]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが表示されます。

  4. コマンド名を指定し,[追加]をクリックする。

  5. [OK]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが閉じます。

(c) 監視子プロセスへの登録

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,コマンドを登録するアプリケーションを選択する。

  2. [プロセス一覧]から,コマンドを登録するプロセスを選択する。

  3. [子プロセス登録...]をクリックする。

    子プロセス登録ウィンドウが表示されます。

  4. [プロセス一覧]から,コマンドを登録する子プロセスを選択し,[コマンド登録...]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが表示されます。

  5. コマンド名を指定し,[追加]をクリックする。

  6. [OK]をクリックする。

    コマンド登録ウィンドウが閉じます。

(11) コマンドの設定

監視しているアプリケーション,プロセス,子プロセスおよびサービスの状態が変化した場合に実行するコマンドを設定します。あらかじめ登録しておいたコマンドから選択して設定するか,または新たに指定して設定することができます。

コマンドの実行は,監視マネージャで実行する自動アクションと,監視サーバで実行するリモートコマンドがあります。それぞれの設定方法を説明します。

(a) 自動アクションの設定

  1. [監視サーバ一覧]から自動アクションを設定する監視サーバを選択する。

  2. [オプション]−[監視アプリケーション]−[自動アクション...]を選択する。

    自動アクションウィンドウが表示されます。

  3. 監視アプリケーションの状態変化ごとに,コマンドを実行するかどうかを選択する。

  4. [コマンド起動]を[する]にした場合は,[コマンド名]にコマンド名を設定する。

  5. [OK]をクリックする。

    自動アクションウィンドウが閉じます。

(b) リモートコマンドの設定

  1. [監視サーバ一覧]からリモートコマンドを設定する監視サーバを選択する。

  2. [オプション]−[監視アプリケーション]−[リモートコマンド...]を選択する。

    リモートコマンドウィンドウが表示されます。

  3. 監視アプリケーションの状態変化ごとに,コマンドを設定する。

    [コマンド登録]に実行するコマンドを指定して[追加]をクリックするか,あらかじめ登録されているコマンドを[登録コマンド名]から選択して,[<−追加]をクリックして設定してください。

    実行するコマンドが[設定コマンド名]に追加されます。

  4. 監視プロセスまたはサービスの状態変化ごとに,コマンドを設定する。

    [プロセス一覧]または[サービス一覧]からコマンドを実行する監視プロセス名またはサービス名を選択して,[コマンド設定...]をクリックしてください。

    コマンド設定ウィンドウが表示されます。

    監視プロセスまたはサービスの状態変化ごとに,[コマンド登録]に実行するコマンドを指定して[追加]をクリックするか,あらかじめ登録されているコマンドを[登録コマンド名]から選択して,[<−追加]をクリックして設定してください。

    実行するコマンドが[設定コマンド名]に追加されます。

  5. [OK]をクリックする。

    リモートコマンドウィンドウが閉じます。

  6. 子プロセスの状態変化ごとに,コマンドを設定する。

    [子プロセス一覧]からコマンドを実行する監視子プロセス名を選択して,[コマンド設定...]をクリックしてください。

    コマンド設定ウィンドウが表示されます。

    監視子プロセスの状態変化ごとに,[コマンド登録]に実行するコマンドを指定して[追加]をクリックするか,あらかじめ登録されているコマンドを[登録コマンド名]から選択して,[<−追加]をクリックして設定してください。

    実行するコマンドが[設定コマンド名]に追加されます。

  7. [OK]をクリックする。

    コマンド設定ウィンドウが閉じます。

(12) 監視モードの設定

監視サーバで,監視するアプリケーションを設定します。

  1. [監視サーバ一覧]から,監視サーバを選択する。

  2. [監視アプリケーション一覧]の[アプリケーション名]から,設定するアプリケーションを選択する。

  3. [on/off]をクリックして,監視する場合には監視モードをonに,監視しない場合は監視モードをoffに設定する。

(13) 監視条件の削除

設定した監視条件を,監視アプリケーション単位または監視サーバ単位で削除できます。

(a) 監視アプリケーション単位での削除

  1. [オプション]−[アプリケーション登録...]を選択する。

    アプリケーション登録ウィンドウが表示されます。

  2. [アプリケーション一覧]で,削除するアプリケーションを選択し,[削除]をクリックする。

    監視条件がアプリケーション単位で削除されます。

(b) 監視サーバ単位での削除

  1. [監視サーバ一覧]から,監視サーバを選択する。

  2. [監視サーバ一覧]の右側にある[削除]をクリックする。

    監視条件が監視サーバ単位で削除されます。

(14) 監視アプリケーションのコピー

監視アプリケーションをコピーします。

  1. [オプション]−[アプリケーション登録...]を選択する。

    アプリケーション登録ウィンドウが表示されます。

  2. [アプリケーション一覧]からコピーするアプリケーション名を選択し,[コピー...]をクリックする。

    アプリケーションコピーウィンドウが表示されます。

  3. [コピー先]の[アプリケーション名]にアプリケーション名を入力し,[OK]または[コピー]をクリックする。

    付加情報を付けたい場合は,[コピー先]の[付加情報]に付加情報を入力し,[OK]または[コピー]をクリックします。

    [OK]をクリックした場合は,アプリケーションがコピーされたあとに,アプリケーション登録ウィンドウが閉じます。

    [コピー]をクリックした場合は,アプリケーションがコピーされたあとも,アプリケーション登録ウィンドウが表示されたままの状態です。アプリケーション登録ウィンドウを閉じる場合は,[クローズ]をクリックしてください。

(15) 監視条件の保存

プロセスおよびサービス監視条件の設定を保存します。ただし,監視アプリケーションの登録および削除だけを実施した場合は,保存する必要はありません。

  1. [ファイル]−[保存]を選択する。

    監視条件が保存されます。

(16) 監視アプリケーションの変更

監視アプリケーションの設定を変更できます。

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,変更する監視アプリケーションを選択する。

  2. [アプリケーション一覧]の右側にある[変更...]をクリックする。

    アプリケーション変更ウィンドウが表示されます。

  3. [アプリケーション名]でアプリケーション名を,[付加情報]で付加情報を指定し,[OK]をクリックする。

    アプリケーション変更ウィンドウが閉じます。

(17) 監視プロセスの変更(プロセス監視の場合)

監視プロセスの設定を変更できます。

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,監視プロセスを変更するアプリケーションを選択する。

  2. [プロセス一覧]から,変更する監視プロセスを選択する。

  3. [プロセス一覧]の右側にある[変更...]をクリックする。

    プロセス変更ウィンドウが表示されます。

  4. [プロセス種別]でプロセスの種別を,[プロセス名]でプロセス名を指定し,[OK]をクリックする。

    プロセス変更ウィンドウが閉じます。

(18) 子プロセスの変更(プロセス監視の場合)

子プロセスの設定を変更できます。

  1. 子プロセス登録ウィンドウの[プロセス一覧]から,子プロセスを変更する親プロセスを選択する。

  2. [子プロセス一覧]から,変更する子プロセスを選択する。

  3. [子プロセス一覧]の右側にある[変更...]をクリックする。

    プロセス変更ウィンドウが表示されます。

  4. [プロセス種別]でプロセスの種別を,[プロセス名]でプロセス名を指定し,[OK]をクリックする。

    プロセス変更ウィンドウが閉じます。

(19) 監視サービスの変更(サービス監視の場合)

監視サービスの設定を変更できます。

  1. アプリケーション登録ウィンドウの[アプリケーション一覧]から,監視サービスを変更するアプリケーションを選択する。

  2. [サービス一覧]から,変更する監視サービスを選択する。

  3. [サービス一覧]の右側にある[変更...]をクリックする。

    サービス変更ウィンドウが表示されます。

  4. [サービス名]でサービス名を指定し,[OK]をクリックする。

    サービス変更ウィンドウが閉じます。