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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.35 nnmmanagementmode.ovpl

1つまたは複数のノードやインターフェイス,IPアドレスのNNMi管理モードを変更します。

SYNOPSIS

nnmmanagementmode.ovpl -node.name <nodename> -mode <mode> [-u <username> -p <password>]

nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -f <csv_filename> [-b <batch size>] [-u <username> -p <password>]

nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -s <csv_line> [-u <username> -p <password>]

nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -f <uuid_file> [-b <batch size>] -mode <MODE_SPEC> [-format <format>] [-fields <fields>] [-u <username> -p <password>]

nnmmanagementmode.ovpl -h | -help

DESCRIPTION

nnmmanagementmode.ovplを使用すると,システム管理者はNNMiデータベース内のノードやインターフェイス,IPアドレスの管理モードを設定できます。

Parameters

nnmmanagementmode.ovplコマンドは次のオプションをサポートします。サポートされないオプションはヘルプメッセージで通知されます。

-h | -help

コマンドの使用方法を表示します。

-node.name <nodename>

管理モードをオンにするノードの名前を指定します。

-mode <mode>

設定する管理モードを指定します。有効な値は,"MANAGED","NOTMANAGED"または"OUTOFSERVICE"です。インターフェイスとIPアドレスについては,NNMiが"MANAGED"を"INHERITED"と読み変えます。

-mode <MODE_SPEC>

入力uuidファイルを使用して一括変更を実行する場合は,モードの引数として2種類のスタイルが使用できます。1つ目は,値がMANAGED,NOTMANAGEDまたはOUTOFSERVICE(インターフェイスとIPアドレスについてはNNMiがMANAGEDをINHERITEDと読み変えます)のシンプルモードです。2つ目のスタイルは現在および最新のモードで,形式はCURRENT:NEWとなります。CURRENTNEWにはMANAGED,NOTMANAGEDまたはOUTOFSERVICEと同じ値が入ります。2つ目のスタイルでは,ツールはCURRENTと同じ現在値を持つオブジェクトだけを更新し,異なる値を持つオブジェクトはスキップします。

-t <object type>

管理モードを設定するオブジェクトタイプを指定します。指定できる値は,"node","interface"または"ipaddress"です。

-f <csv_filename>

管理モードを設定するCSVファイル名(パス名つきで,例えば /opt/tmp/mynodes.csv)を指定します。ファイルに不正な定義(カラムが多い/少ない,モードが不正など)がある場合,コマンドはその定義を出力し,すべての定義が実行されません。

-b <batch_size>

ファイルを指定した場合,コマンドはすべてのエントリを処理し,このオプションに指定された単位でサーバーに要求を送ります。 デフォルトは1000エントリです。

-s <csv_line>

CSV形式の1行を指定します。単純な変更に対してファイル作成を省略できます。

-format (csv|list|text|xml)

表形式のデータが存在しているときに出力形式を変更します

-fields <comma_separated_fields>

表形式のデータが存在しているときに出力フィールドを選択します。

-u <username>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-p <password>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。

nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細は nnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

Batch changing management modes

管理モードの一括変更を実行するために,次のコマンドを使用できます。 このコマンドへの入力は,更新するオブジェクトのUUIDを含むファイルから行い,モードはコマンドラインから指定します。ファイルに記載されたすべてのオブジェクトが,指定されたモードに従って処理されます。

nnmmanagementmode.ovpl -t <type> -f <filepath> -mode <MODE_SPEC>

このモードでは,コマンドの出力は入力したUUIDと,そのオブジェクトの結果コードのテーブルで構成されます。結果コードは,次のとおりです。

例えば,neighbors.txtファイルに,1行に 1つずつUUIDが記載された,インタフェースのUUIDのリストが含まれている場合があります。次のコマンドを実行すると,現在MANAGEDであるインタフェースに限り,それぞれのインタフェースがOUTOFSERVICEモードに変更されます。NOTMANAGEDモードのインタフェースは,変更されないままです。

nnmmanagementmode.ovpl -t interface -f neighbors.txt -mode MANAGED:OUTOFSERVICE

+--------------------------------------+---------+
| UUID                                 | 状態    |
+--------------------------------------+---------+
| 6f988a0f-c759-42d0-8e99-f3adce84fdd7 | UPDATED |
| 4dd87c33-9d0d-4713-b484-68c964ede6a6 | UPDATED |
| bc0af80f-d729-40d6-bb2f-ad8bd68e2deb | SKIPPED |
| bed3fff5-2385-4b09-9e3a-2572caaa624d | UPDATED |
| bd0723c0-6c53-47b1-ac13-41ecab16994e | UPDATED |
+--------------------------------------+---------+

ノードの管理モードに対するCSVファイルの構文

ノードの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。

空の行は無視されます。

"#"で始まる行は無視されます。

すべてのカラムが必要です。

例)

192.168.1.1,OUTOFSERVICE

my.fqdn.com, MANAGED

インタフェースの管理モードに対するCSVファイルの構文

インタフェースの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。

空の行は無視されます。

"#"で始まる行は無視されます。

すべてのカラムが必要です。

例)

192.168.1.1,1,OUTOFSERVICE

my.fqdn.com, myAlias, INHERITED

IPアドレスの管理モードに対するCSVファイルの構文

IP アドレスの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。

空の行は無視されます。

"#" で始まる行は無視されます。

すべてのカラムが必要です。

例)

192.168.1.1, my tenant, OUTOFSERVICE

192.168.1.1, ,INHERITED

RETURN VALUE

エラーが発生しなかった場合,nnmmanagementmode.ovpl0(ゼロ)を返します。それ以外の場合,1を返します。

AUTHOR

nnmmanagementmode.ovpl was developed by Micro Focus.