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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録G.22 nnmhealth.ovpl

NNMiの自己監視情報を表示します。

SYNOPSIS

nnmhealth.ovpl [-u <username> -p <password>] ( -print [quiet|brief|detailed|conclusions|verbose|agents|history] [-refresh] | -activate <conclusions> | -suppress <conclusions> ) | -help

DESCRIPTION

nnmhealth.ovplは,NNMiの自己監視情報を出力します。戻り値のみで出力がない(quiet)から,すべての自己監視情報をレポートする(verbose)まで,いくつかのレベルをサポートします。

NNMiの現在の自己監視情報を表示することに加えて,個々の状態の自己監視結果を抑制したり,有効化したりするために使用できます。管理者は,問題を監視し,問題が解決されるまでそれ以上の警告が表示されることを望まないのであれば,自己監視結果を抑制できます。

管理者がnnmhealth.ovplコマンドを使用して抑制リストを編集した場合,次の自己監視スキャン時に有効になります。管理者が有効化するか,NNMiを再起動するまで,抑制は継続します。

Parameters

nnmhealth.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。

-u <username>

コマンドの実行に必要な NNMi の管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-p <password>

コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。

-print <level>

NNMiの自己監視の情報を出力します。レベルは次のいずれかです。

brief|conclusions|detailed|agents|quiet|verbose|history

レベルが指定されていない場合,デフォルトはbriefになります。

-print brief:システムの全体ステータスを出力します。値は次のいずれかです。

正常域

注意域

警戒域

重要警戒域

危険域

-print conclusions:有効な結果と抑制の結果を出力します。

-print detailed:システムの詳細な自己監視情報を出力します。

-print agents:登録されているエージェントを出力します。

-print quiet:システムのステータスを表す整数値を返します。値は次のいずれかです。

0 - 正常域

1 - 注意域

2 - 警戒域

3 - 重要警戒域

4 - 危険域

-print verbose [-filter AgentList]:登録されているすべてのエージェントの詳細な自己監視情報を出力します。必要に応じて,-filterオプションを使用して,カンマ区切りのエージェント名を指定することができます。詳細な出力はサポートにだけ使用します。

-print history:登録されているエージェントの履歴情報を出力します。

-refresh

-printのオプション引数です。このオプションを使用すると,監視システムがレポートを返す前に情報を更新します。

-suppress <conclusions>

NNMiが次に再起動されるか,結果が再度有効化されるまで,指定した結果を抑制します。結果は,カンマ区切りのリストで指定できます。有効な結果は-print conclusionsで表示されます。

抑制している結果は,それまで有効であったということではないことに注意してください。

-activate <conclusions>

抑制リストから指定した結果を削除します。結果は,カンマ区切りのリストで指定できます。 再度有効化できる結果は-print conclusionsで取得できます。

-help

コマンドの使用方法を表示します。

EXAMPLES

nnmhealth.ovpl -u username -p password -print brief

NNMiの全体ステータスを出力します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -print brief -refresh

NNMiの現在のステータスを更新して出力します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -print detailed

現在の自己監視の警告一覧を出力します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -print agents

自己監視の関連情報を報告する登録済みエージェントの現在の一覧を出力します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -print history

登録済み自己監視エージェントの履歴情報を出力します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -suppress "SystemLowSwap,SystemLowSwapPercent"

スワップ領域の絶対値とパーセンテージに関する自己監視のチェックをスキップするようNNMiを設定します。

nnmhealth.ovpl -u username -p password -activate "SystemLowSwap"

SystemLowSwap結果に対して,再度チェックするようNNMiを設定します。

AUTHOR

nnmhealth.ovpl was developed by Micro Focus.