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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録D.7 ネットワーク設定の変更

NNMiオペレータは設定変更を1日のうちで,何度か行うことがあります。次のシナリオは,共通ネットワーク設定の変更について説明し,NNMiがこれらの変更に対してどう対応するかを示しています。

〈この項の構成〉

(1) ノード更新中

例えば故障したインタフェースボードを,ネットワークオペレータが正常な代替品と交換して,ノードを変更する場合を想定します。NNMiがこの変更を認識すると,検出プロセスはNmsApaサービスに通知を送信します。NmsApaサービスはこの通知を使用して,次のタスクを完了します。

(2) インタフェースが接続に加入および離脱する

ネットワークオペレータがネットワークデバイスの接続方法を変更する場合を想定します。インタフェースが接続に加入したり1つの接続を離れて別の接続に加入したりすると,NNMi検出プロセスはNmsApaサービスに通知を送信します。NmsApaサービスはこの通知を使用して,接続のステータスを再計算します。

(3) デバイスがトラップを発生した場合

ColdStartトラップとWarmStartトラップNmsApaサービスは,ColdStartトラップとWarmStartトラップのイベントシステムからの通知を登録します。これらの通知が行われると,NmsApaサービスはそのトラップを発生したノードからのデバイス情報の再検出を開始します。

LinkUpトラップとLinkDownトラップNmsApaサービスは,LinkUpトラップおよびLinkDownトラップのイベントシステムからだけでなく,ベンダー固有のリンクトラップからの通知も登録します。これらの通知が行われると,NmsApaサービスはそのトラップを発生したノードからのデバイス情報の再検出を開始します。

メモ

NNMiが提供するトラップインシデント設定の一覧は,NNMiヘルプを参照するか,[設定]ワークスペースの[インシデント]から[SNMPトラップの設定]を選択してください。