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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


21.15 プロキシSNMPゲートウェイによって送信されたトラップから元のトラップアドレスを判別する

NNMiのデフォルト設定を使用している場合,プロキシSNMPゲートウェイによって送信されたトラップには元のトラップアドレスが表示されない可能性があります。管理者は,元のトラップアドレスを判別するようにNNMiを設定できます。

次の点に注意してください。

NNMiでソースとしてUDPヘッダーアドレスを使用する一方で,管理対象デバイスの実際のSNMPアドレスへのアクセスが必要な場合,com.hp.nnm.trapd.useUdpHeaderIpAddress値をtrueに設定すると便利です。

重要

com.hp.nnm.trapd.useUdpHeaderIpAddress属性がfalse(デフォルト設定)の場合,cia.originaladdresscia.addressの両方の属性には同じ値が含まれます。

cia.originaladdressの値を使用して元のトラップアドレスを判別するようにNNMiを設定するには,次の手順を実行します。

  1. 次のファイルを編集する。

    • Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties

    • Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties

  2. 次の行を含むテキストブロックを探す。

    #!com.hp.nnm.trapd.useUdpHeaderIpAddress=false
  3. この行をコメント解除し,次のように編集する。

    com.hp.nnm.trapd.useUdpHeaderIpAddress=true
  4. 変更を保存する。

  5. 次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart
    重要

    高可用性(HA)でファイルを変更する場合は,クラスタの両方のノードに変更を加える必要があります。HA設定を使用するNNMiでは,変更でNNMi管理サーバーの停止と再起動が必要な場合,ovstopおよびovstartコマンドを実行する前にノードをメンテナンスモードにする必要があります。詳細については,「19.6.1 NNMiをメンテナンスモードにする」を参照してください。

NNMiはcia.originaladdressの値を使用して元のトラップアドレスを判別します。

〈この節の構成〉