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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


20.5 データベースをバックアップおよびリストアする

NNMiでは,nnmbackupembdb.ovplコマンドとnnmrestoreembdb.ovplコマンドによって,NNMiデータベースだけをバックアップおよびリストアします。この機能は,NNMiの設定でデータのスナップショットを作成する場合に便利です。

nnmbackupembdb.ovplコマンドは,オンラインバックアップだけを実行します。最低でも,nmsdbmgrサービスが実行されている必要があります。

各バックアップ操作によって,ターゲットディレクトリ内のnnm-bak-<TIMESTAMP>という名前の親ディレクトリにファイルが格納されます。-noTimeStampオプションを指定すると,ディスクスペースを節約できます。-noTimeStampオプションを使用した場合,親ディレクトリの名前はnnm-bakになります。前回のバックアップ後に-noTimeStampオプションを使用してバックアップが行われると,前回のバックアップの名前がnnm-bak.previousに変更されて,ローリングバックアップが作成されます。この名前変更は,2回目のバックアップの完了後,バックアップデータの喪失を防止するために行われます。

ヒント

nnmresetembdb.ovplコマンドは,データベースにデータをリストアする前に実行してください。このコマンドによってデータベースにエラーが含まれないようになるため,データベース制約違反が発生するおそれがなくなります。データベースリセットコマンドの実行については,nnmresetembdb.ovplのリファレンスページを参照してください。