15.11.2 クロック同期
グローバルネットワーク管理(グローバルマネージャーとリージョナルマネージャー)やシングルサインオン(SSO)に属するネットワーク環境内のすべてのNNMi管理サーバーは,それぞれの内部タイムクロックを世界標準時で同期化する必要があります。例えば,LinuxツールのNetwork Time Protocol Daemon(NTPD)や使用可能なWindowsオペレーティングシステムツールなどの時刻の同期プログラムを使用します。
NNMiコンソールの下部に次のメッセージが表示される場合の対応は,次のとおりです。
NNMiのセルフモニタリングが問題を検出しました(警戒域)。詳細は,[ヘルプ]>[システム情報]>[ヘルス]を参照してください。
グローバルマネージャーのnnm.logファイルに次のメッセージがないか確認します。
致命的 [com.hp.ov.nms.topo.spi.server.bridge.BridgeConnectionSelectorImpl] <number of seconds>のクロックの違いにより、システム<server_name>には接続されません。リモート時間は、<date/time>です。
クロックが合っていないため,再同期化が必要です。
このメッセージがログに出力されて数分以内に,NNMiはリージョナルマネージャー接続を切断します。
また,NNMiセルフモニタリングが次の問題を検出します。
[警戒域] リージョナルマネージャー '<name>' への接続は停止しています。