10.4.6 グローバルネットワーク管理環境での証明書の使用
NNMiのインストール時には,インストールスクリプトによってNNMi管理サーバーの自己署名証明書が作成されます。この証明書には,ノードの完全修飾ドメイン名を含む別名が記録されています。インストールスクリプトは,この自己署名証明書をNNMi管理サーバーのnnm.keystoreファイル,およびnnm.truststoreファイルに追加します。
グローバルネットワーク管理設定で,次の図に示すモデルを実現するとします。
次の手順を実行し,上の図に基づいて自己署名証明書を使用するようにグローバルネットワーク管理機能を設定します。
regional1およびregional2で次のディレクトリに移動します。
Windowsの場合:%NNM_DATA%\shared\nnm\certificates
Linuxの場合:$NNM_DATA/shared/nnm/certificates
nnm.truststoreファイルを,上のregional1およびregional2の場所から,global1の任意の一時保管場所にコピーします。
global1で次のコマンドを実行し,regional1およびregional2の証明書をglobal1のnnm.truststoreファイルにマージします。
nnmcertmerge.ovpl -truststore <regional1_nnm.truststore_location> nnmcertmerge.ovpl -truststore <regional2_nnm.truststore_location>
global1で,次のコマンドを実行して,NNMiを再起動します。
ovstop ovstart