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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


10.4.4 アプリケーションフェイルオーバー機能で自己署名証明書を使用する

図10‒4 アプリケーションフェイルオーバーでの自己署名証明書の使用法

[図データ]

アプリケーションフェイルオーバー機能を設定するときには,両方のノードのnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルの内容をマージして,それぞれ1つのnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルにする必要があります。

次の手順を実行し,上の図に基づいてアプリケーションフェイルオーバー機能で自己署名証明書を使用するように設定します。

注意

NNMiでアプリケーションフェイルオーバー機能とともに自己署名証明書を使用する場合,次の手順を完了しなければ,NNMiのプロセスがスタンバイNNMi管理サーバー(この例のServer Y)で正常に起動しません。

  1. Server Yで次のディレクトリに移動します。

    • Windowsの場合:%NNM_DATA%\shared\nnm\certificates

    • Linuxの場合:$NNM_DATA/shared/nnm/certificates

  2. nnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルを,Server YからServer Xの一時保存場所にコピーします。

    以降の手順では,これらのファイルの保存場所は,<keystore>および<truststore>を指します。

  3. Server Xで次のコマンドを実行し,Server Yの証明書をServer Xのnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルにマージします。

    nnmcertmerge.ovpl -keystore <keystore> -truststore <truststore>
  4. マージしたnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルをserver Xからserver Yにコピーし,どちらのノードにもマージ済みファイルがあるようにします。

    これらのファイルの保存場所は,次のとおりです。

    • Windowsの場合:%NNM_DATA%\shared\nnm\certificates

    • Linuxの場合:$NNM_DATA/shared/nnm/certificates

  5. Server XとServer Yの両方で次のコマンドを実行します。

    完全修飾ドメイン名を含め,両方のサーバーからの表示結果が一致することを確認します。一致しない場合は続行しないで,最初からやり直します。

    Windowsの場合:

    %jdkdir%\bin\keytool.exe -list -keystore 
    %NnmDataDir%shared\nnm\certificates\nnm.keystore -storepass nnmkeypass

    Linuxの場合:

    $jdkdir/bin/keytool -list -keystore 
    $NnmDataDir/shared/nnm/certificates/nnm.keystore -storepass nnmkeypass
  6. Server XとServer Yの両方で次のコマンドを実行します。

    完全修飾ドメイン名を含め,両方のサーバーからの表示結果が一致することを確認します。一致しない場合は続行しないで,最初からやり直します。

    Windowsの場合:

    %jdkdir%\bin\keytool.exe -list -keystore 
    %NnmDataDir%shared\nnm\certificates\nnm.truststore -storepass ovpass

    Linuxの場合:

    $jdkdir/bin/keytool -list -keystore 
    $NnmDataDir/shared/nnm/certificates/nnm.truststore -storepass ovpass
  7. 18. アプリケーションフェイルオーバー構成のNNMiを設定する」から,アプリケーションフェイルオーバー機能の設定を続行します。

    メモ

    手順4.は手動で実行しましたが,アプリケーションフェイルオーバー機能を実行すると,NNMiは,マージされたキーストアとトラストストアーの情報をServer XからServer Yへ自動的に複製します。